本日発売です!
表紙のメインは「もやしハンバーグ」と、作り置き野菜。
お財布がさみしいときや、疲れていて包丁をもつ元気がないときのお助けハンバーグ。
たまねぎのかわりにもやしをバリバリ手で折りながら練り込むという(笑)、簡単バーグ。
ただし、ひとつコツが。
もやしは、たまねぎのように甘味とコクがないので、ソースに味噌を入れた「味噌照り焼きソース」と合わせています。美味しいですよ~^^先日
お伝えしたように、今回の本は、料理初心者の方や、料理を普段作らない方、
「正直、料理苦手なのよぉ~。」
「忙しくて作る時間がない。」
とびきり美味しくなくていいから、簡単でちょっと美味しくて食費を抑えられたらいいの。
という方のための本です。
安くて使いやすい食材だけとり上げ、各食材の冒頭には、その食材を美味しく使い切るためのコツを説明しています。
料理を作りなれている方にとっては、ごくごく当たり前のことですが、
ひき肉は、切らずにそのまま炒めることもできる便利な食材。練ると粘りがでるので野菜やきのこをかさましにして、たっぷりのつくねやハンバーグにできるということや・・・
塩鯖のような臭みのある青魚を美味しく食べる方法や・・・
じゃがいもそのもののでんぷん(トロミ)を利用したい時と利用したくない時の使い分けや・・・
キャベツや白菜をまるごと買ったときの使い切り方法や、にんじんの切り方で甘味や食感を利用する方法他、ひとつひとつ説明しています。
食材の特徴にチラリと目を通していただいてから、作り方の写真を見るとよりよく理解していただける構成にしています。
使用している「安くて使いまわせる食材」は、
↓肉
・鶏むね肉
・鶏ひき肉
・鶏手羽元
・豚こま肉
・合びき肉
・牛こま肉
↓魚
・塩鮭
・塩鯖
・ししゃも
↓野菜(いも類・きのこ類含む)
・大根
・キャベツ
・にんじん
・たまねぎ
・もやし
・じゃがいも
・白菜
・きのこ
↓豆腐・大豆加工品
・豆腐
・揚げ
のみ(笑)!
青梗菜や水菜、小松菜などのアク抜きがいらないすぐに鍋に放り込める野菜等は、組み合わせ野菜として入れているレシピもあります。
他、とても簡単な素朴でやさしいおやつ数品、大好きな節約ホットプレートレシピも5点載せています。
そして、今回の本で一番悩んだのが、先日もお伝えしたのですが、
「かめ代の毎日ごはん」
ではなく
「かめ代の 節約 毎日ごはん」
ということ。
使い回ししやすい食材を使い切って、美味しく食べきることが、今回の本のテーマなのですが、
やはり、各レシピの値段を出さないと、読者の方の献立作りや食費のめやすにならない・・・
ということを編集の方から強く言われました。
なるほど、それはその通りと思ったのですが、激安スーパー等の底値の価格で記載するのはどうしても抵抗がありました。
忙しい毎日の中で、いつも底値食材を探してスーパーを回るなどということは今の私はしていません。
ごくごく普通に近所のスーパーで、できるだけ地元の野菜と国産のものを選んで購入しています。
節約本という価値が薄れるかもしれませんが、
この本が売れるかどうかより(こんなことを言ったら出版社には本当に申し訳ないのですが)、正直でありたいという気持ちを一生懸命何度もお伝えしました。
値段は私がいつも購入している、ごくごく一般的なスーパーの価格の平均、肉は国産のものにして計算していただきたいこと。
また、地方の私の居住地だけでは野菜等がとても安いかもしれないので、他の地域や首都圏の一般的なスーパーの価格も調査した上での平均をとっていただきたいことをお願いしました。
こんな私のわがままを受け入れてくださって(感涙)、
私は、地元の一般的なスーパーを回り、編集部の方は、その他の地域の一般的なスーパーで調査してくださって。
その平均をとって値段にしています。ですから、節約本にもかかわらず、決して安い値段表示ではありません。
例えば・・・
一般的に安い鶏むね肉で作ったレシピは、4人分300g使って野菜やきのこを入れた主菜(鶏の治部煮風)は、300円程度でできましたが、
牛肉も食べたい時に・・・と思い、牛こま肉200gとうまみを春雨に吸わせてかさましし、野菜も入れた主菜(牛こまと春雨の煮物)は、牛こま肉が国産ですので、4人分で805円かかりました。
「こんな値段だと、節約本だとはいわないよ。」
と思われることは覚悟しています。
ただ、ごく普通のスーパーで、特売でない時に、国産の牛こま肉を使うとこのくらいの主菜の値段になるんだな。
他に副菜や、汁物、ご飯などを合わせると、1000円余りで4人分の献立になるんだなという、目安にしていただけたらと思います。
2015年4月の調査ですので、野菜は季節によってかなりの変動がありますし、安いスーパーがお近くにあるのでしたら、もっと安く作れます。
今回は、本作りそのものもしっかり「節約」。実用性重視!
本のカバーも帯もなく、レシピ以外のコラム等もなく(笑)、全レシピに分かりやすい工程写真を3つ以上びっしりのせています。
こんな細かい撮影をすべてしていただいたのは、地元の心優しいカメラマンさん。
うっかりの私に、
「撮り忘れがあったら、いつでもまた来ますよ~。」
本当に心強かったです。
食器やランチョンマット等も全く購入せず、普段使いの我が家のものを使っているので、繰り返し同じ食器が出てきます。
おしゃれ感等は全くないですが、ありのままの普段のごはん。
足りない部分や、ちょっとした空間は、宝島社のFさんが可愛いイラストを描いてくださいました。
(↑↓かめ代を、20歳くらい若く描いてくださいました~笑)
ほんのちょこっとした可愛いイラストが、ちょこりちょこりと入っていて。とっても癒されます。
徹底的に経費削減して(笑)!
全ページカメラマンさん撮り下ろし & 工程写真付きで780円(税別)!
料理をあまりしたことがない若いみなさまも手に取りやすい価格にしていただきました。
宝島社のみなさま、この本に関わってくださったすべてのみなさまに心より感謝申し上げます。
手作り感満載のほのぼのレシピ本、「かめ代の節約毎日ごはん」。
お財布にも体にも優しい本になりました。よかったら手にとってみてください。
かめ代
追伸)
前回の記事に、温かいコメントをたくさん本当にありがとうございました。
また、楽しみにお返事させてください^^