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文化庁主催 第1回「我が家のお正月料理」フォトコンテスト入賞! & 行事食の伝承について

我が家のお正月料理入賞ありがとうございました

今日は、とっても嬉しい出来事を記録させてください。
今年、はじめて挑戦した、フォトコンテスト!
文化庁主催の 第1回「我が家のお正月料理」に、なんと・・・ 入賞しました(感涙)。

文化庁特設サイト
こちらのサイトでは、日本の食文化を次の世代へ継承するとともに、海外へ発信していくために、その文化的価値や各地の保護・継承の取組、食文化研究の事例などについて紹介されています。

食文化の研究および継承・復興活動事例

第1回「我が家のお正月料理」入賞者発表

コンテスト応募のきっかけは、
私の著書をたくさん手がけてくださり、今は、COOKBOOK LAB.を運営されている、私の料理人生の師、綛谷久美(かせやくみさん)が、
ご自身のメルマガで「料理家のみなさん、文化庁の料理のフォトコンテストに挑戦してみては!!」
と、紹介してくださっているのを拝見して!
年明けに、思い切ってはじめてフォトコンテストに応募しました(綛谷さん、伝えてくださって本当にありがとうございます!)。

カメラは、ずっと一眼レフで独学で撮っていましたが、
料理専門の写真教室 フェリカスピコ 東京の佐藤朗先生に、オンラインでマンツーマンレッスンをしていただき、勉強中です(佐藤先生、引き続きどうぞよろしくお願いします!)。

今回応募したのは「ひとりおせち」。
2018年から、
「若いみなさまも、小さな可愛らしいおせちだったら、楽しみに作っていただけけるかな。」
と、作りやすく詰めやすく食べやすいレシピを目指して、毎年少しずつ調整して更新してきました。

毎年ご紹介していたら「ひとりおせち」に興味を持ってくださった方も多くなり、こうしてフォトコンテストにも入賞させていただいて・・・。本当に感激の出来事でした。

ひとりおせち
今回のコンテストのたくさんのご応募で(インスタグラムでの応募だったので、皆様が応募された写真をみることができたのが楽しかったです!)、それぞれのご家庭のそれぞれのお正月料理がとても興味深く・・・。私が個人的に特に印象深かったのが、
「お正月くらいはお母さんゆっくりしてね。」
と、ご家族が、素敵なお店のシェフのおせちを注文してくれたという方の食卓・・・。
ご家族の優しさや温かなお気持ちが伝わって、とっても素敵な食卓でした。

食卓には「幸せ」があるのが何より大切で。そこに「美味しい」があると最高で。
シェフのおせち料理が素晴らしくて!
お母様が今年はおせちを作らずにゆっくり座って、素敵なシェフの美味しいおせちを食べていらっしゃる姿を想像するだけで、こちらまで幸せで。
あぁ・・・ なんて素敵なお正月料理なんだろうと思いました。

私自身は、ここ何年間か「ひとりおせち」のレシピを調整してきましたが、
母としても料理家としても、ただレシピを残すとか、作って欲しいとか、丁寧に料理してとか・・・。
一方的な押しつけになってないかな・・・。

「行事食の伝承」を目標にしているけれど・・・。
伝承したいしたいと言うだけでなく、まずは自分がしっかりした視点をもって。
日本の食を、古きも新しきも、もっともっと勉強して。
その上で行事食の楽しいご提案ができたらいいな・・・と。
素敵なシェフのおせち料理もたくさん頂きたい!!

コンテストを通じてたくさんのご家庭の「お正月料理」を拝見して、あらためて考える機会になりました。
「古きよきものを大切に伝承する」ことと「新しいものによりよく変えていく」ことの2つのバランスを大切に。

今日は、最後は、自己反省とお悩み相談みたいになってしまいました・・・。
長い記事にお付き合いいただきまして本当にありがとうございました。
これからもカメラの勉強に料理に・・・。頑張ります!

みなさま、どうぞよい週末をお過ごしください。

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執筆者プロフィール

かめ代。(料理家 亀山 泰子)

シンプルで作りやすい家庭料理を考案する料理家。
家族や友人と楽しむ「囲みごはん」を大切にし、30年以上にわたりホットプレートレシピを発信。「ホットプレート料理の母」として親しまれている。
お弁当愛好家としても活動し、メディアで紹介したお弁当レシピは800以上にのぼる。
企業向けのレシピ開発や、連載のレシピやコラムの執筆、料理撮影を中心に活動中。
近年は、自身の更年期の経験をもとに「大人の2品献立」を研究。
健康的で満足感のある献立作りを追求している。