さりお「定番料理をきちんとおいしく」 2022年10月14日号 掲載
こんにちは。料理家の「かめ代。」です。
「さりお」(山陽新聞社と岡山放送(OHK)が協業)さまにてスタートした新連載!
ポイントおさえて「定番料理をきちんとおいしく」。
今回は、定番中の定番「鶏の唐揚げ」をご紹介しています。
分量やコツを押さえていただいて、ご家庭の味に調整してお楽しみいただけますように。
サイトでレシピが公開されています。
ごくごく普通の、家庭で楽しむ定番料理のシリーズです。
第一回目は、鶏の照り焼きをご紹介しました。
第2回目は「魚の煮付け」。
https://richlink.blogsys.jp/embed/0d48a755-16a8-39a4-9e3f-c795f145d203
第3回目は、豚の生姜焼き。
https://richlink.blogsys.jp/embed/ed19f6d3-c516-34ca-be19-e937942ad0f5
第4回目は、そぼろ丼。
https://richlink.blogsys.jp/embed/37a990c8-2896-3dd5-9a78-c0cd35f1e17f
第5回目はナポリタン!
夏休みにたくさんの方が作ってくださって嬉しかったです!
https://richlink.blogsys.jp/embed/6908203e-490d-3449-aa86-9d05f9e85ef0
第六回目は、サバの味噌煮!
https://richlink.blogsys.jp/embed/b7dcb79f-361d-3618-b081-e2640462853d
今回は、家庭料理の定番中の定番!鶏の唐揚げ。
鶏の唐揚げは、本当に様々な作り方がありますが、
・特別な材料を使わない。
・調味料を無駄にしない。
・できるかぎり短時間で簡単に。
コツをしっかりおさえて、キチンとおいしくできるレシピにしてみました。
日々唐揚げを作り続けました~(笑)。
↓長いです~。新聞の紙面はスペースが限られていますので、たくさん撮った工程写真はブログでご紹介させていただきます^^
↓暇な時に興味があったら。
卵を使わないシンプルな唐揚げです。
まずは切る大きさ。定番のもも肉で。
唐揚げは、大きい方がジューシーに仕上がるのですが、火通りが難しい。小さすぎるとパサつきがちです。
まずは水気をとって、皮と身の間の余分な脂肪や筋、血合いなどをとります。
皮を下にすると切りやすいです。
10等分にするとひとつが30g程度になります。この30g程度が揚げやすいかなと思います。
大切なことは、しっかりと水気をとること。臭みが軽減し調味料もしっかり入ります。
切った後もギュッとしっかりと水気をとります。
次に味を入れていきます。
鶏の唐揚げは多めの調味料に漬けて、その調味料を捨てて粉をまぶすという作り方もあるのですが、家庭料理ですので、調味料を一切無駄にしない作りやすい工程にしています。
にんにくやしょうがなどのすりおろしの香味野菜といっしょに、揉み込める調味料の水分の量は、色々としてみましたが、鶏肉の重量に対して10%が限界でした。
ということは、一般的な2人分の鶏肉300gに対して調味料は30g(大さじ2程度)におさえると、すべて鶏肉が吸い込んで無駄のない作り方になります。しっかりもみこむと調味料が入っていきます。
今回は、短時間の漬け時間でうまみがアップするよう調味料にもひとつポイントがありますので、レシピをご覧くださいね。
一度に入れるのではなく順にいれるとしっかり入ります。
しっかりもみこんで調味料が入ったら、
仕上げにごま油をからめてコーティング。調味料を閉じ込め、香りもよくなります。
少し置くと味がなじみます。
10分、15分、20分・・・など色々と試作してみましたが全体で15分程度がいい感じでしたが、
調味料を入れたり、しっかり揉み込む時に数分経過していきますので、漬け時間は10分程度で。
漬け時間が長すぎると、内部に調味料が入っていき、食べた時舌に感じる味が薄く感じられます。また、鶏肉から水分が出て行ってしまいますので、今回のレシピは漬けすぎないようにしてください。
↓置き時間で試作中。条件は揃えて時間だけ変えて。
次に粉のつけ方。
サクサクカリッとした食感の片栗粉派とやわらかな食感の薄力粉派がいらっしゃると思います。
衣の密着度は薄力粉がぴったりとつきますので、最初に薄力粉を入れてからめて密着させてから、片栗粉をつけて揚げると、衣が剥がれず上手に揚がります。食感も内部はしっとり外はカリカリで両方のよいところどり。
薄力粉をからめて調味料と肉を一体化させてから・・・。
揚げる前にサクサクに揚がる片栗粉を表面にまぶして揚げます。
片栗粉をまぶしたらすぐに揚げてください。この時、鶏皮は必ずきれいに伸ばして揚げてください。
手でギュッと握るようにすると形も整います。
ラストは揚げ方。
鶏の唐揚げは、中心部分まで火を通すために2度揚げが基本。
最初は160~170度の中低温で火を通し、食べる前に180度~190度の高めの中温でカリッとした食感に揚げるとよいのですが、
2人分の分量だと、フライパンで少ない油で。一面に並べて揚げることが出来ます。
最初は皮を下にして。
家庭では、できるだけ油の使用量を少なく。
鶏が半分浸かればいいので、1cm程度の油があればじゅうぶんです。
残った油も無駄にせず、冷蔵庫整理で、残り野菜を鶏のうまみのでた油でどんどん揚げ焼きにして野菜の揚げ浸しや南蛮漬けなどを作っておくと常備菜にも◎です!
簡単に塩をふったり、ポン酢をかけるだけでも美味しい!
↓油を吸いがちな茄子は、一番最後に(先に皮を下にして揚げると色よく揚がります)
今回も、無理なく無駄なく簡単で美味しい!を求めて試作し続けて、こちらのレシピにさせていただきました。
レシピは、こちらの「さりお」さんのサイトで、まとめてくださっています!
毎月1レシピずつ増えていきますので、是非、手軽にお楽しみください。
お財布に優しく、作りやすい、飽きのこないいつもの美味しさ。
ごくごく普通の定番料理をご紹介していきます。
よかったらお試しください。
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