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2023 春のおもてなし 皆様ありがとうございました。

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実家の古民家レストラン「山の薫りのおもてなし 楓花」の春のおもてなし。
今年もたくさんの方にお越しいただきました。大変ありがとうございました。

山の薫りのおもてなし 楓花

古民家の家の様子や整え方他、姉がサイトの春永日誌に記録しています。
私もとても楽しみにしています。

いつもと変わらず、姉が店内を整え、母が花を生け、私が料理をしています。
家族で細々と営業しており、予約がとりにくい状態でご迷惑をおかけしております。
今年は夏はお休みして、9月の秋のおもてなしから再開予定です。
8月より、秋のおもてなしの予約をお受けいたします。

↓秋のおもてなしのご予約は、楓花のサイトより、8月1日以降に、お問い合わせくださいませ。

今年も、毎朝、母が花を生けています。

↓春のはじまりは、姉が桜の絵をかけて。山吹を。

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5月には、薔薇を。

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6月には、庭のあじさい。

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母の編んだ花籠とあじさいが本当によく合うなとしみじみ。
こちらの大きな花籠も母が編んだもの。たくさんのあじさいを入れると華やかになりました。

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床の間にも、山あじさい。

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古民家とあじさいは本当によく合います。梅雨の時期ですが、雨と古民家もよく合い、しっとりとした雰囲気が好きです。

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春のおもてなしメニュー。

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一口前菜は、色々と変わりましたが、ごま豆腐とえび、裏山の蕗を一晩味噌漬けに。
やわらかなごま豆腐とシャキシャキのふきの食感をお楽しみいただきました。
冷やした出汁あんと一緒に。

前菜

そして、名物のサラダは、開店当初におもてなししていた「大皿サラダ」が、今年復活。

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父が焼いた大皿に、野菜をたっぷりと!器もとても嬉しそうです!

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今年も大切に育てていらっしゃる畑の野菜を、朝収穫しに行きました。春のはじめは菜の花。

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5月には、スナップえんどうなどの豆類や葉物がたくさん。

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私が1人で作れるコース料理は、1日多くて20人分まで。
店内は広いのですが、予約数は限られており、恐れ入ります。

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今年は、地域の農家の方から見事なアスパラガスを仕入れて、シンプルに豚肉春巻きに。
お肉が苦手な方には、白身魚を薄くそいで巻いてお出ししました。自家製の醤油麹にとてもよく合います。

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定番の鯛のレモンクリーム焼き。
今年も気に入ってくださってレシピを聞いてくださったお客様がたくさん!嬉しかったです。

メイン

コース料理とは別に。ご希望に応じてローストビーフもお好みの皿数ご提供しています。

国産和牛を一晩自家製の塩麹につけて、低温でじっくり焼いて、一晩寝かせてカットしています。
仕込に3日かかるので、ご予約時に皿数をお知らせいただけるとありがたいです。

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今年の春も、母から伝わる「田舎ちらし」をたくさん作りました。
今年も母が、地元の卵で毎朝20人分の錦糸卵を焼いてくれています。

錦糸卵

仕上がるまでに日数も手間もかかりますが、やっぱり、しみじみとする、母の「田舎ちらし」。
今年も、春の楽しみにしてくださっているお客様が多く、大変ありがたく思います。

ちらし寿司と5月の花

地元の美味しいお米で。精米したてを炊いています。
すし酢や五目煮はもちろん、しいたけの旨煮、新生姜の甘酢漬け、錦糸卵・・・。すべて手作りしています。

ちらしの具

かつお節をたっぷり使って出汁をひいています。
五目煮は濃い目の出汁で煮て、酸味はまろやかにしているので、「すしと炊き込みごはんの中間のような・・・」と表現してくださるお客様が多いです。

すし酢を出汁昆布に浸けて寝かせるのにも生姜の甘酢漬けを寝かせるのも・・・。
ひとつひとつに日数がかかるので、ちらし寿司は、突然作ってといわれても作れません(笑)。
またちらし寿司とも来年の春までお別れです。

田舎ちらし

デザートは、母がコトコト炊いている小豆あん、地元の卵と牛乳で作った自家製アイス。地元のもち粉で蒸した「浮島」など。

デザート

この春は、常連のみなさまはもちろんのこと、はじめてお越しくださるお客様もとても多かったです。
お越しくださった皆様、大変ありがとうございます。

先日、とっても可愛らしい方が、飛行機に乗ってレンタカーもかりて、はるばる会いにきてくださって。
私がブログで紹介していた、倉敷美観地区や阿智神社、おうどんやさんなどもすべて巡ってから来られたそうで。
私の料理本を持って(感涙)・・・。

「私たちにも分かりやすい、定番料理や行事食レシピを紹介してくださってファンになりました。お弁当レシピもありがとうございます。食材を無駄にしない調理法が好きです。」

キラキラした目でお話してくださいました。
こんな幸せなことがあるのかと、胸がいっぱいになりました。
伝わっている。私が若いみなさまに伝えたかったこと。ちゃんとまっすぐ伝わっている。

本当にびっくりしました。Nさん、本当にありがとうございます。
自分に自信がもてなくなることが多々ある私ですが、Nさんのお顔を思いだしてこれからも料理の仕事を頑張ろうとおもいます。

今まで、インスタの動画(リール)になかなか手を出せない私でしたが、動画にすると、若いみなさまにもより分かりやすいなとはじめて!リールに挑戦してみました。

かめ代。(料理家)(@kameyogohan) | Instagram

初リールは定番の卵焼き。全然おしゃれな動画にはなりませんでしたが(笑)、なんにでも挑戦してみようと思います。

今年の春も、地域のみなさま、開店当初から数え切れないくらいお越しくださっている常連のみなさま、はじめてお越しくださったみなさま、本当にありがとうございました。
また、楓花の秋に。お待ちしております。

今日も、長々とした記録記事にお付き合いいただきまして本当にありがとうございました。
みなさま、よい1日をお過ごしください。

*** 今日のおすすめレシピ *** 

今日は「父の日」ですね。
とっても簡単な、お手頃な牛もも肉で美味しく作る「ステーキ丼」はいかがですか?
こちらはたくさんの方が作ってくださって。とっても嬉しいレシピです。

ステーキ丼


楽しい「父の日」をお過ごしください。


*** お知らせ *** 

kameyo オリジナル  「料理用さらし」と「かやふきん」ができました。
早速、たくさんの方にご愛用頂き、感激しています。大変ありがとうございます。
日本の職人の細やかで丁寧な手仕事。大切に伝えていきたい「日本製の台所道具」。
触れるたび、使うたびに、心地よく幸せな気分になっていただけますように。

かめ代バナー画像2

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かめ代。について

かめ代。(料理家 亀山 泰子)

高等学校で家庭科を教えていた経験から丁寧で分かりやすいレシピ作りに定評があり、テレビ、雑誌、企業やCMのレシピ開発、料理イベント講師などで活動中。毎日の食事作りの負担を減らす「心がラクになる」レシピ作りを目指し、メディアで紹介した楽しいホットプレートレシピは300レシピ以上、毎週連載している手軽な2品弁当レシピは現在700レシピ以上を紹介している。著書に、「かめ代の節約毎日ごはん」(宝島社)、「ホットプレート黄金レシピ」(イカロス出版)、「忙し女子のための料理上手になるらくちん弁当」(イカロス出版)他。
1968年生まれ 岡山県倉敷市在住。