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楓花 2018年「春のおもてなし」皆様ありがとうございました

楓花春のおもてなし2

昨年の春から再オープンした実家の古民家レストラン「楓花」
季節がわりのおもてなし。手作りの家庭料理でおもてなししております。
先週2度目の春のおもてなしが終了いたしました。
たくさんの方にお越しいただきました。大変ありがとうございました。

2018年の春のおもてなしを記録します。
「行きたいけど遠くて行けないよう~。」
と言ってくれる友人、そしてブログをご覧のみなさま。
よかったら楓花に行った気分になってください♪

「楓花」の春。3月から5月が春のおもてなし。
3月は、昭和の雛を飾って。「モクレン」を父の焼いた壺にたっぷりと。

楓花のおひなさま

4月のお花見の時期には、叔父の描いた桜の絵を飾り・・・。

桜の絵

5月の端午の節句には、お人形を。

節句

インテリア担当の姉が、家中の掃除をしてあれこれと工夫しながら春のコーディネートをしてお客様をお迎え。

楓花浪漫の間

母の生ける花もお客様の楽しみ。庭やご近所さまよりお花を頂いて。毎日せっせと生けかえています。

ユリ

中でも好評だったのが「バイカウツギ」。酒樽にたっぷりと。迫力がありました。

バイカウツギ2

店の中がパッと明るくなって、爽やかな春をいっぱいに感じることができました。

バイカウツギ3

見事に咲いた庭の「シャクヤク」も。

芍薬

華やかで美しいですね。

芍薬2

そして、毎年の春の楽しみの「ゼニアオイ」。

ゼニアオイ2

こちらは原種のゼニアオイだそうです。ご近所さまより毎年頂いているそうで。
昔、倉敷の美観地区の店で働いている時に母からもらって飾ったことがありました。
その時に、店に来られたお客様が、
「今では、なかなか見る事がないの。ずっと探していた。本当にうれしい。」
ほろほろと涙を流して懐かしがってくださって。びっくりしたのを思い出します。

IMG_9643

あの時、はじめて「花の力」、大きな力を感じました。

そして春のランチ、楓花コース。春は肌寒い日が多かったので、温かいほうじ茶でお迎え。

春のおむかえ

「今年の春は、軽やかなセッティングにしよう!」
と、姉と相談して(笑)、膳を出さずに敷紙を。
桜の時期までは、桜の敷紙。新緑の5月は青モミジ。メニューも敷紙に。

〇自家製甘酒
〇白きくらげと春野菜のサラダ 浅利と新玉ねぎのドレッシング
〇麹しゅうまい
〇海老と鰆の湯葉巻き、ふき味噌添え
〇本日のお惣菜
〇田舎ちらし
〇汁物
〇香の物
〇本日の甘味膳(三色白玉のぜんざい、春の浮島、きなこひねり、水菓子)
〇お飲物

桜の時期は、自家製の甘酒にを豆乳で割って桜の塩漬けを。5月はしょうが風味の甘酒に。

桜の甘酒

春のサラダは、岡山県産の白きくらげを取り寄せた、白きくらげと春野菜のサラダにしてみました。
国産の白きくらげが手に入ってとても嬉しく!
お客様にも「美容にいいわぁ~♡」と喜んでいただけました^^

白きくらげ

野菜は、菜の花やスナップえんどう、春キャベツ・・。それぞれ時期によって、地元の野菜が変わってきますので、色々な野菜でお楽しみいただきました。

楓花春のおもてなし

自家製ドレッシングは、白きくらげに合う!旬の浅利と新玉ねぎのドレッシングをご用意。
酒蒸しした浅利のうまみがぎっしりです。

アサリのドレッシング

貝類の苦手な方もいらっしゃるかなと、自家製の塩麹と新玉、レモンのドレシングも一緒に。

ドレッシング

熱々の麹しゅうまいは、年中定番でお出ししています。しゅうまいにもたれにも自家製の醤油麹を使っています。

しゅうまい

海老と鰆の湯葉巻きは、ちょっと可愛い茶巾に。庭のふきで甘めのふき味噌を作って添えています。
↓(あぁ・・・。開いた状態で撮影するのを忘れていました・・。鰆を味噌漬けにしてから香ばしく揚げ焼きにして。酒蒸ししたえびと春キャベツと一緒に湯葉で包んで蒸しています。)

楓花の春のおもてなし

最後のごはんものは、春の定番、我が家の田舎ちらし、汁物、本日のお惣菜、香の物と一緒に。

田舎ちらしと汁物

昔ながらの「田舎ちらし」。楓花の田舎ちらしは母直伝のほんのり甘めです。

ちらし寿司2

「あぁ懐かしい・・・。昔母がよく作ってくれていました。」
「実家の味を思い出します。」
と、おっしゃる方が多く、喜んで頂いてとても嬉しく思いました。
ずっと春の定番でこの「田舎ちらし」は、毎年残していこうと思います。

食後のデザートは、春はデザート盛りに。ちょこちょこと作ってみました。

デザート2

通年はずせない、母がコトコト煮こんだ小豆ぜんざい。春は、紅麹とよもぎも入れて三色にした三色白玉を浮かべてみました。

三色白玉

そして、白あん生地で蒸しあげる「浮島」。お花見の時期までは、抹茶生地を蒸してから、桜あんと桜生地を入れて蒸して2層に。

春のうきしま

5月には上をクランベリー生地にしてクリームチーズを入れてみました。

クランベリーの浮島

好物のきなこひねり(はちみつときなこだけで作っています)を添えて。
食後のお飲物は、母の点てる抹茶、姉の淹れる珈琲。
どちらも欲しいというお客様のご要望が多く追加200円でどちらも楽しんでいただけます。

珈琲

また、デザートプレートにも、花や葉をちょこんと添えると可愛らしくとっても喜んでいただけました。
特に3月に咲く「わびすけ」はピンク色が愛らしく。
「まぁ!可愛い~」と、大切に持ちかえられるお客様も。

わびすけ

春のおもてなしは、ちょっぴり華やかで可愛らしく、作るのもお出しするのも胸キュンでした♡

今日記録したのは「楓花コース」ですが、「お楽しみコース」には、春は神石牛の新ゴボウ衣や天然鯛等の揚げ物盛りをつけています(撮影するのを忘れていました・・・^^;)。

今年の春のおもてなしも、無事に終わりました。
お越しくださった皆さま、大変ありがとうございました。

来週からは料理教室。お申込みくださったみなさま大変ありがとうございます。
6月からは夏のおもてなし。「楓花の夏」をお楽しみ頂きます。

今日は長い長い記録の記事になりました。
お付き合いいただきましてありがとうございました。

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かめ代。について

かめ代。(料理家 亀山 泰子)

高等学校で家庭科を教えていた経験から丁寧で分かりやすいレシピ作りに定評があり、テレビ、雑誌、企業やCMのレシピ開発、料理イベント講師などで活動中。毎日の食事作りの負担を減らす「心がラクになる」レシピ作りを目指し、メディアで紹介した楽しいホットプレートレシピは300レシピ以上、毎週連載している手軽な2品弁当レシピは現在700レシピ以上を紹介している。著書に、「かめ代の節約毎日ごはん」(宝島社)、「ホットプレート黄金レシピ」(イカロス出版)、「忙し女子のための料理上手になるらくちん弁当」(イカロス出版)他。
1968年生まれ 岡山県倉敷市在住。