
みなさまこんにちは。料理家の「かめ代。」です。
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ひなまつりが終わると、毎年悩むのが「雛人形(雛飾り)の収納」。 大切な雛人形を傷つけず、湿気から守りながらスッキリ片付ける方法がわからない……とお困りの方も多いのではないでしょうか。
私も長年、昭和の雛人形をどのように収納するか悩んでいました。 この記事では、試行錯誤の末にたどり着いた収納方法を元に、雛人形を効率よく収納するアイデアをご紹介します。
目次
雛人形の収納で気をつけたいポイント

ひな飾りは、精巧でデリケートなものが多いため、収納時に注意が必要です。
以下のポイントを押さえておくと、長年きれいに保存できます。
湿気対策
ひな飾りは湿気を嫌うため、湿度の低い場所に保管しましょう。 特に以下の点に気をつけると、カビや劣化を防げます。
💡 ポイント
● 除湿剤を活用する
● 通気性の良い収納袋やケースを使用する
● 収納場所は床ではなく、高めの位置を選ぶ(下にいくほど湿気がこもりやすい)
直射日光を避ける
収納袋に入れていても、直射日光が当たると高温になり、劣化の原因に。
特に南や西向きの部屋は夏場に高温になることもあるためできるだけ避け、直射日光が当たらない場所に収納しましょう。
雛人形の収納ケース選びのコツ

ひな飾りの収納に最適なケースは、まずは素材が重要です。私が実際に選んだのは、布製の収納ケース。
軽くて通気性がよいというのがなにより、私が大切にしたかったことです。
高い位置に収納したく、少しでも軽いケースが希望でした。
💡 ポイント
● 軽くて通気性が良い
● 高い位置にも収納しやすい
● 透明窓付きで中身が一目で分かる
● 取り出しやすい
↓軽くて、中身の見える透明の窓があり、我が家の和箪笥にぴったりの寸法のものをネットでやっと探しました。
取っ手が2方向についていて、縦でも横でも取り出しやすいのも選んだポイントです。
雛人形の大きさで、収納の高さが変わってきますので(我が家は昭和のおひな様なので小さめです)、雛人形の縦横高さや、置く場所のサイズをしっかりと測ってセレクトしてみてください。
↓こちらが、やっと見つけたぴったりのものです!
我が家の場合は、こうして和箪笥の上に4つ並べることができ、コンパクトに収納できるので非常に便利でした。
下の段の2つはお道具や雛飾りを。上の段に人形を収納しています。
布製でやわらかいので、雛人形の上には決して物をおきません。
和箪笥の上に置くのは必ずこれだけ。空間もスッキリとしました。

収納ケースは布製をセレクト。
通気性があり、柔らかいため、カビや破損を防ぐことができます。さらに、軽量で持ち運びもしやすいので、取り扱いが簡単です。
必ずひな人形の高さやお道具のサイズを確認してから選んでくださいね。
大きすぎるケースではかさばりますし、小さすぎてお雛さまがぎゅうぎゅうになるのも困りものです。
💡 ポイント
● 布製の収納ケース
●サイズ選びを慎重に
雛人形の保存袋

次に大切なのが、おひなさまをしまう収納袋。
ひとつひとつを丁寧に扱うことができ、とても心がやすらぎます。サイズをしっかりと確認して袋もセレクトしてみてください。

古くなった保存袋は、ひな飾りを守るためにも新しいものに変えたほうが安心です。
先日、着付けのプロの方から、古い着物を保存する紙が黄ばんでいる場合、着物も黄ばんでシミになるということをお伺いし、やはり、雛人形の収納も、すべてきれいなものに定期的に変えることが大切だと実感しました。
私は、ひな人形専用の保存袋を使っています。ホコリや汚れから守りながら、すっきりと収納できます。
↓こちらから、我が家のサイズに合うものを選びました。
ご家庭のひな人形のサイズをしっかりと測って保存袋のサイズ選びをしてください。
収納を工夫して出し入れを楽に

収納ケースに入れる際に、一緒に飾りたいお道具や屏風などの小物は同じ収納ケースに入れておくと、飾り付けが非常に簡単になります。
お内裏様とお雛様だけを飾る場合
昭和のおひなさまは、7段かざりの階段を組み立てるだけで一苦労。
最近は、お内裏様とお雛様だけ小さく飾ることが多くなりました。
小物と一緒に必要なものをすべて1つのケースに収納することで、飾りつけも片付けも、わずか10分程度で出来るように。
お内裏様とお雛様、ぼんぼりや屏風などの小物を1つのケースにまとめるのがコツです。

気軽にどこでも飾れるようになったので、あちこち移動もできてとても便利に。

💡 ポイント
● 小さく飾る場合のことも考慮
● 必要なものを1つのケースにまとめる
すべての人形に風通しを
飾るのは、お内裏様とおひな様だけの年も、収納を開けて、すべての人形やお道具に風通しをしています。

収納スペースを有効活用

収納ケースをどこに置くかというのも問題ですよね。
私の場合、和箪笥の上を整理してすべてなくし、雛飾り専用スペースに空けました。収納ケースをゆったり置くことができ、高い位置のため、湿気がこもりにくいこと、また、北側の部屋のため、直射日光もあたらず涼しいため我が家ではベストでした。
また、同じケースで揃えることにより、収納スペースを最大限に活用。見た目にもスッキリとして、戸を開けたときもごちゃごちゃしていないため、とても気持ちがいいです。
💡 ポイント
● 高い位置に→ 湿気がこもりにくい
● 北側などの部屋 → 直射日光を避けられる部屋に
●同じサイズのケースで揃える → すっきり整理&省スペースに
防虫剤の選び方と置き方
薬剤を使用する際の注意点をご紹介します。
飾った時に、においがあると、その部屋で過ごしにくくなりますので、においが付かないものがおすすめです。

薬剤は、空気よりも重いものが多いため(取り扱い説明書をご覧ください)、上に置いています。
その際、直接お雛様や道具に触れないよう、通気性のよい布を1枚置いて、その上に置くようにしています。

私は、前述したように、布製のケースに入れて密閉していませんので、薬剤の効果は薄くなるとは思うのですが、毎年入れて、1年ごとに替えるようにしています。
私が毎年使用しているのはこちらです。一般的なスーパーやドラッグストアなどでも手に入ります。
まとめ:雛人形をスッキリ収納して心を楽に

ひな飾りの収納方法を工夫することで、毎年のひなまつりの準備が楽になり、収納スペースを無駄なく使うことができるようになりました。
長年の悩みが解決し、おひな様も、キレイに収納できて本当に心が安らぎます。

長年、場所をとって古い大きな箱に入った昭和の雛飾りをどうしようかと、ずっと悶々としていたので。
もし同じように収納に悩んでいる方がいれば、ひとつのアイディアとして参考にしていただけたら嬉しいです。
悩みが解決して、みなさまの心が楽になっていただけたらと願います。
雛飾りにおすすめの収納用品など
●布製の収納ケース
和箪笥の上に置きたかったので、私は、こちらの軽い布製のものを選びました。
雛人形の大きさで、収納の高さが変わってきますので(我が家は昭和のおひな様なので小さめです)、雛人形の縦横高さや、置く場所のサイズをしっかりと測ってください。
●雛人形 保存袋
様々な大きさがありなすので、ご自宅の雛人形のサイズを測ってください。
●防虫剤
毎年こちらを使用しています。一般的なスーパーやドラッグストアなどでも手に入ります。