
9月23日は「秋分の日」。秋のお彼岸の中日です。
2026年の秋彼岸は、9月20日の彼岸入りから、9月26日の彼岸明けまでの7日間。
朝夕の風や、野に咲く花に、少しずつ秋の訪れを感じる頃となりました。
秋分の日と秋彼岸
秋分は、1年を24の季節に分けた「二十四節気」の一つです。
昼と夜の長さがほぼ同じになる頃で、秋分を過ぎると次第に夜の時間が長くなり、季節は深い秋へ向かいます。
2026年は、9月23日午前9時5分に秋分を迎えます。
秋分の日は、国民の祝日に関する法律で、「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」日と定められています。
秋分の日を中日として、その前後3日ずつを合わせた7日間が「秋彼岸」。
供花や供物、仏壇の整え方などは、宗派や地域、家庭によって異なります。それぞれの家庭で受け継いできた習慣を大切にしたいものですね。
秋彼岸の行事食「おはぎ」

秋彼岸の代表的な行事食が「おはぎ」です。
秋に咲く萩の花にちなみ、秋彼岸には「おはぎ」。
春に咲く牡丹の花にちなみ、春彼岸には「ぼたもち」。
このように呼び分けるという説明が広く知られていますが、季節にかかわらず「おはぎ」または「ぼたもち」と呼ぶ地域や家庭もあるそうです。
我が家でも、生まれてからずっと「おはぎ」と呼んできました。
昔から赤い色には、邪気を祓い、災いから身を守る力があると考えられてきました。
行事食協会では、小豆の赤い色に願いを託し、おはぎをご先祖さまへ供え、その後に家族でいただく習慣が紹介されています。
母の小豆あんと、我が家のおはぎ

我が家のおはぎは、母が長い時間をかけて炊く小豆あんで作る大好物の味です。
小豆には、様々な炊き方がありますが、小豆をじっくり浸水させ、急がず、焦らず、コトコトと煮る母の作り方で炊いています。
我が家の大切な味として残しておきたいと思っています。
母の小豆あんと、我が家のおはぎの作り方は、こちらの記事にまとめています。
👉 お彼岸のお菓子「ぼたもち・おはぎ」|母の小豆あんの覚え書き
秋彼岸を知らせるヒガンバナ
秋彼岸の頃になると、田のあぜや土手などで、鮮やかな赤いヒガンバナを見かけます。

ヒガンバナは、秋のお彼岸の時期に花を咲かせることから、その名が付いたとされています。
花が咲くときには葉がなく、花が終わった後に葉が伸びるという、特徴的な育ち方をする植物です。
「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」という別名でも知られています。ヒガンバナには毒性があるため、食べたり、料理の飾りに使ったりはせず、野に咲く姿を眺めて楽しみます。

こちらは、以前、ご近所の方にいただいた白いヒガンバナです。
野に咲く赤いヒガンバナしか知らなかったのでその美しさに驚きました。
秋のお彼岸を穏やかに
行事食を学ぶなかで、暦や季節の移ろいのままに暮らすことを、とても心地よく、ありがたく感じています。
みなさまにとって、秋のお彼岸が、ご先祖さまや大切な方を思い、今ある暮らしに感謝する、穏やかな時間となりますように。
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