秋冬のおもてなしが続いています。
今年の秋もたくさんの方にお越しいただいております。大変ありがとうございます。
秋も終わり。
先日もお伝えしましたが、この秋もインテリア担当の姉がキャンドルを店内に灯して和の空間のコーディネートを。
庭やインテリア、ご近所さまで収穫させていただいている野菜のお話など、最近は、姉が「山の薫りの古民家暮らし」ブログに記録してくれて、私もとても楽しみにしています。
秋も母が毎日、野や山の花を生けています。
今年は、ヤマゴボウと赤ピーマンを合わせていたり(↓花かごは母が編んだものです)。
ススキがメインの生け方だったり。
柿と紅葉も秋らしくてとても好きでした。
店の日は、前日や朝から、とても長い時間かけて花を生けてくれています。
12月は、毎年見事に実る南天や松を生けて、お正月の雰囲気にしてくれるのではと思います。
料理は私が担当。今年は個別の膳仕立てに。
秋のサラダは、毎年「紫」色を入れることにしています。
紫玉ねぎをスライスしてトッピングしたり、「もってのほか」菊をさっと茹でて冷水でしめてトッピングしたり。
今年も、岡山県産の白きくらげ、ご近所で丁寧に育てられている地元の野菜を、蒸したり、揚げたり。
日によって内容はかわります。少しずつ色々な種類の野菜を食べていただきたく盛り付けしています。
ドレッシングは自家製の塩麹と、実家の庭にたわわに実る柚香のドレッシング。
優しい香りと酸味が大好きで秋の楽しみです。
スープは昆布だしでコトコト煮こんだ「ごぼうのポタージュ」が今年も人気です。
お惣菜は日によって色々です。
秋後半は本葛でやわらかく練ったごま豆腐を。ほうれん草のお浸しにのせて薄葛をかけてわさびを添えています。
定番の自家製の醤油麹を練り込んで作る「麹しゅうまい」は蒸したてで。
今年は姉が育てたかぼちゃを添えたり、地元の原木しいたけを添えたり。
ごはんものは、毎年の秋冬の定番、生湯葉のあんかけごはん。毎朝たっぷりの出汁をひいて出汁あんを用意しています。父が焼いた器でお出ししています。
以上が「楓花膳」の料理です。お楽しみ膳は、こちらの料理に「和牛のローストビーフ」がつきます。
自家製の麹で仕込んで低温でじっくりロースト。さらに一晩寝かせて熟成させる楓花のローストビーフです。
食後のデザートは、母が長い時間かけてコトコト煮る「小豆あん」が主役。
暑い時期はしっかり冷やして自家製アイスをのせたり。
秋の終わりには常温で。やわらかく練ったわらび餅やゆでたてを冷水で冷やした白玉をのせたり。
色々と形をかえて、母の小豆あんをお楽しみいただいています。
姉が淹れるドリップ珈琲やお抹茶と一緒に。
毎年12月は、温かいぜんざいにしてお迎えします。
田舎の秋冬の景色と古民家でゆっくりとおくつろぎ頂きます。
ほっと一息ついてください。
新型コロナウィルスの対策により、少人数の入れ替え制で営業しているため、年内満席となっております。
来年は冬期は休業し、春のおもてなしからはじめる予定です。
営業日はまだ未定ですが、新型コロナウィルスの流行の状況をみながら営業日を決定します。
ご予約はサイトをご覧ください。
今日は長い記事になってしまいました。
最後までお付き合い頂きまして大変ありがとうございました。
みなさま、よい1日をお過ごしください。
***お知らせ***
インスタ更新中です → (c)kameyogohan
2014年に出版した「ホットプレート黄金レシピ」。2020年9月に7刷となりました。
皆様、大変ありがとうございます。