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【福を呼ぶ 台所整え帖|第1回】半端に残った砂糖、どうしてる?

【福を呼ぶ 台所整え帖①】
半端に残った砂糖の収納法
kameyo
料理家 かめ代。
撮影 kameyo

みなさま、こんにちは。料理家の「かめ代。」です。
レシピと暮らしのサイト「kameyo」にお越しいただきまして大変ありがとうございます。

容器に入れたり、お菓子を作ったりして、袋のまま半分くらい残っている砂糖
キッチンの引き出しの中で、いつのまにか場所を取っていたり、
口を輪ゴムでとめたはずなのに、なんだかベタついていたり…そんなこと、ありませんか?

今回は、そんな「半端に残った砂糖」の、ちょっとした収納の工夫を。
小さな整えごとが、台所の空気をふわっと軽く、明るくしてくれます。

「半端に残った砂糖問題、どうしてる?」

先日、片付けを頑張っている料理仲間からLINEが届きました。
「容器に入れたあと、半端に残った砂糖や調味料問題!ねえさんどうしてる?」

とてもよくわかります。
キッチンの中で、砂糖や塩を使い勝手のよい容器に入れたけれど・・・。⇒

友人から送られてきた画像

半端に残ったものが結局場所をとってしまう・・・⇒

特に、砂糖や塩などは常温保存できるから集めがち。
でも、袋の口をクリップや輪ゴムで留めていると、意外と場所を取ってしまいます。

友人から送られてきた画像

今日は、とても簡単で気楽な収納方法をお伝えしますね。

たどり着いた収納法は、最もシンプル!

私がたどり着いたのは、シンプルな収納です。
使っているのは「ジッパー袋」
ジッパー袋を使っている方は多いと思いますが、実は、ちょっとしたポイントと、入れ方で、ぐんと使いやすさが変わります。

袋のサイズやたたみ方など、詳しくご紹介していきますね。

【福を呼ぶ 台所整え帖①】
半端に残った砂糖の収納法
kameyo
料理家 かめ代。
撮影 kameyo

幅18cm程度のジッパー袋がマスト

私が使っているのは、横幅18cmほどのジッパー付き袋
メーカーにこだわらず、どちらの商品でも大丈夫ですが、私は、スーパーでも手軽に手に入るジップロック(フリーザーパック)のMサイズを愛用しています。

ポイントは、「幅」

個人的にいちばん使いやすいのが、幅18cm程度のもの
20cm以上になると袋の中で調味料が動きすぎて安定せず、
逆に17cmだと入りきらず、入れにくいことも。

(追記)
ご質問がありました。ジップロックは、Mサイズにも色々な商品があります。
私が半端に残った砂糖に使っているのは、前述したようにフリーザーバックのMサイズです。
例として、奥がフリーザーバックのMサイズ、手前はイージージッパーのMサイズです。

もちろん、どちらでもお好みでよいのですが、少しでも湿気防止に「ぴったりと」収納したいので、フリーザーバックの幅18cm程度(17.7cm)の絶妙な幅が、砂糖袋にぴったりなのです↓

↓こちらは、幅20cmのイージージッパーなのですが、とても入れやすくてゆったり入ります。
もちろんこちらでもいいのですが、ゆったり入る分、どうしても空気が入ってしまいますので、私としてはやはり、↑のようにキッチリ入るフリーザーバックの方が、湿気防止の点からもおすすめです。

調味料の袋はクリップなどでとめない

クリップやゴムでとりあえず留めたくなる気持ちとてもよくわかりますが、「とめない」のがスッキリのコツです。
まずは、空気を抜いて折ってください。

トントンと、しっかり下の方に調味料を移動させて

【福を呼ぶ 台所整え帖①】
半端に残った砂糖の収納法
kameyo
料理家 かめ代。
撮影 kameyo

空気が入らないようにぴったりと折ったら、OK!

【福を呼ぶ 台所整え帖①】
半端に残った砂糖の収納法
kameyo
料理家 かめ代。
撮影 kameyo

調味料の“自立”がとても大切。

袋が立つと、そのまま引き出しやかごの中にストンと収まって、とにかく収納しやすくなります。
だからこそ、大きめの袋はNG!
余白がありすぎると、袋の中でぐちゃっと崩れて、またモヤモヤが再発!
「なんとか入る」くらいの、ちょっとミッチミチ(笑)のサイズ感がベスト。
ぴったり感があることで、袋がしっかり立ってくれます。

残った調味料は、空気が入らないようにしっかり折りたたみ、そのままジッパー袋にぴったり入れます

【福を呼ぶ 台所整え帖①】
半端に残った砂糖の収納法
kameyo
料理家 かめ代。
撮影 kameyo

調味料にとって、湿気は大敵。
袋の中に空気が残らないように、ここも少し丁寧に空気が入らないようにとめます。

【福を呼ぶ 台所整え帖①】
半端に残った砂糖の収納法
kameyo
料理家 かめ代。
撮影 kameyo

しっかり折って、キチッと入れると、袋が自立します。
この“自立する”感覚がとても快適で、引き出しや棚の中でもスッと並べて収納できます。

【福を呼ぶ 台所整え帖①】
半端に残った砂糖の収納法
kameyo
料理家 かめ代。
撮影 kameyo

砂糖や塩など、すべてこの方法で袋に入れて自立させて収納しています。

【福を呼ぶ 台所整え帖①】
半端に残った砂糖の収納法
kameyo
料理家 かめ代。
撮影 kameyo

なぜ自立させるのか?

調味料などの、形のない粉もの系は、油断するとすぐにぐちゃっとしてしまいます。
そこで大事なのが、自立する形に整えること

同じグループのものを、同じ形にして立たせる」ことで、
カゴや引き出しなど、どんな収納スペースにもすっと収まるように

そのためにぴったりなのが、ちょうどよいサイズのジッパー袋
“粉状”のように形のないものを、しっかり立たせてくれる袋を選ぶことが、
この収納法のいちばんのポイントです。

【福を呼ぶ 台所整え帖①】
半端に残った砂糖の収納法
kameyo
料理家 かめ代。
撮影 kameyo

ストック管理に威力を発揮

この収納法にしてから、我が家の本当に狭いパントリースペースでも、すべての調味料の残り等がキッチリ収まり!
ストレスフリーになりました。写真の右側の一列が、調味料の保存コーナーです。↓

ジッパー袋に入れて自立させて手前に並べています。

幅がそろっているので、半端に残った調味料も縦に1列にきれいに収納でき、一目で見渡せるのが便利です。

【福を呼ぶ 台所整え帖①】
半端に残った砂糖の収納法
kameyo
料理家 かめ代。
撮影 kameyo

収納は“透明な袋に”

もし、収納に悩んでいたり、取り出しやすさを重視したい方なら、「おしゃれにこだわりすぎないこと」も選択肢に入れてみてください。
中身が見えない袋に移し替えてラベルを貼る…というのは、収納上級者の方向きです。

透明な密閉できる袋に入れるだけが一番ラクでわかりやすい方法。
パッケージのまま袋に入れておけば、商品名も残量も取り扱い説明もすぐわかります。

【福を呼ぶ 台所整え帖①】
半端に残った砂糖の収納法
kameyo
料理家 かめ代。
撮影 kameyo

あせらずに、自分をよく知って、自分に合う収納法を、じっくり見つけていってください。


小さな工夫が、台所に福を呼ぶ

私は、整った美しい場所には「福」が舞い降りると、本気で信じています(笑)。

実はこの1年半ほど、更年期の影響もあってか、心と体のバランスをくずし、ほとんど家で過ごす日々が続いていました。
元気だけが取り柄だったころの自分と比べてしまい、なかなか今の自分を受け入れられずにいましたが、そのぶん、家の中のことを、ゆっくり見つめ直す時間が持てたように思います。

今まで手をつけることができなかった場所を少しずつ片付けたり、掃除をしたりしていくうちに…。
不思議と、ひとつひとつの空間が整うたびに心が静まり、体調もゆるやかに落ち着くという不思議な体験をしました。

特に台所は、私にとって一日の中でいちばん長く過ごす場所。
ほんの小さな整えごとが、台所を心地よくしてくれるだけでなく、自分自身を元気にしてくれる・・・ そんな実感があります。

完璧を目指すのではなく、少しずつ、でも着実に。
自分が心から「気持ちいいな」と思える場所に整えていけたら、それだけで日々の暮らしがどんどん愛おしくなっていきます。

今日は、友人のSOSラインから「ブログにまとめてみようかな」と思い立ち、こうして書き綴ってみました。
砂糖などの調味料の残りの収納。分かりやすく写真もとってみてご説明してみました。いかがでしたか?

【福を呼ぶ 台所整え帖①】
半端に残った砂糖の収納法
kameyo
料理家 かめ代。


収納のやり方は人それぞれ。
「自分に合う方法」を見つけられるのが、いちばんの幸せだと思っています。

私は、できるだけ手間をかけず、おしゃれさは求めすぎず、
「ひと目でわかる整理整頓」が自分に合っていると、やっとわかってきました。
砂糖の残りひとつの小さな工夫。
もし、こんなシンプルな方法がしっくりくる方がいらっしゃったら、お試しいただけたらうれしいです。

このような台所にまつわる小さなお悩みごとを、少しずつスッキリさせていけるような連載になったらいいなと思いつき、今回を第1回にしてみました。
また、少しずつご紹介していけたらと思います。

みなさまのおうちの台所が、「福」に満ちた、心やすらぐ場所になりますように。

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執筆者プロフィール

かめ代。(料理家 亀山 泰子)

シンプルで作りやすい家庭料理を考案する料理家。
家族や友人と楽しむ「囲みごはん」を大切にし、30年以上にわたりホットプレートレシピを発信。「ホットプレート料理の母」として親しまれている。
お弁当愛好家としても活動し、メディアで紹介したお弁当レシピは800以上にのぼる。
企業向けのレシピ開発や、連載のレシピやコラムの執筆、料理撮影を中心に活動中。
近年は、自身の更年期の経験をもとに「大人の2品献立」を研究。
健康的で満足感のある献立作りを追求している。