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こんにちは。料理家の「かめ代。」です。
こちらのサイト「kameyo」では、レシピと暮らしの情報をお伝えしています。
今回は「暮らし」の中の食卓のお話。ホットプレート料理を作るようになったきかっけと、ホットプレートのある食卓の素晴らしさをお話させてください。
私が、ホットプレート料理を考案するようになってから、30年近くたちました。
料理家「かめ代。」として活動するようになってからは、テレビや新聞、雑誌などでアイディアレシピをとりあげていただき、メディアでご紹介したレシピ数は300レシピ以上。
いつしか「ホットプレート料理の母」と呼ばれるようになりました。
ホットプレート料理の楽しさを、もっともっと!お伝えしたく、今もずっとレシピを考案しています。
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ホットプレートに夢中になったきっかけ
母の料理と食卓
私は、山間の田舎で5人家族で育ちました。母は料理上手で、段取り力に優れていて何をしても手早い女性。
ついさっきまで畑仕事をしていたのに、食卓についたときには、たくさんの料理が並び、熱いものは熱く、常温の常備菜はしっかり味がしみていて、産みたての鶏の卵や畑の新鮮な野菜が並んでいました。
決して贅沢な食材はありませんでしたが、父が焼いた器に並ぶ料理はどれも美味しく、生き生きと力強く。
料理からエネルギーを感じていました。
本当に恵まれた食生活をさせてもらっていたと、しみじみとありがたく思います。
長火鉢を囲んで。
炭火でコトコトと煮える熱々の湯気のたつ汁物や煮物が中央にある、田舎の食卓です。

料理の段取りが悪い私の救世主
結婚して家を出た時から、毎日の食事を作る生活に。
料理は好きで、頑張って作っていたつもりだったのですが・・・。
食卓が寂しく、何を作っても、母のように美味しくない。
皿に盛った料理はどれも少し冷めていて。料理からエネルギーを感じることができませんでした。
味付けはレシピ通りに作ったとしても、それぞれの料理を同時進行して、熱々の美味しい状態ですべての料理を美味しく出すなんて。私には無理だと、落ち込んだものです。
ところが、我が家にホットプレートが来た日から一変!
熱々で湯気のあがるホットプレート料理はキラキラとして最高においしく!
「そうか!ホットプレートを使えば、段取りの悪い私でも、家族に熱々の美味しい料理が出せる!」
と、心躍り(笑)
ありとあらゆる料理をホットプレートで作るようになりました。
いつもの料理をホットプレートで
ホットプレートは万能調理器具
ホットプレート料理は、「お好み焼きと焼き肉の時だけ」などという方も多いかもしれません。
これは本当にもったいないのです。
ホットプレートは焼いたり炒めたりするだけでなく、「焼く」「蒸す」「煮る」「炒める」「炊く」「保温調理」ができる万能調理器具なのです。
まずは、いつもの料理をホットプレートで作ってみてください。
モーニングもホットプレートで
いつものトーストと目玉焼きをホットプレート1台で作ってみてください。
ホットプレートでバターで香ばしく焼いたトーストは、外がカリッカリで中はしっとりふわふわ。
目玉焼きも、食べる人が自分の好みのやわらかさで。
4~5人用のほっとプレートだと、4枚しっかり焼けます。

コンパクトホットプレートでは、2~3人分のモーニングを!焼き野菜も一緒に焼くとさらに栄養満点で美味!

卵がトロトロに!家族分の親子丼
お昼ごはんには、家族分の親子丼はいかがですか?
大人数の親子丼を鍋で作ると卵がボロボロになりがちですが、ホットプレートでコトコト煮て、溶き卵を流しこんだら「保温」に。
温度管理のできるホットプレートだと、トロトロの卵が楽しめます。
食べる人が自分の好きなトロトロ具合のところをよそって楽しむスタイルです。

家族分の蒸ししゃぶは野菜と重ねて
夕ご飯に、家族分のお肉をたっぷり楽しみたい時はホットプレートで。こうして大葉や薄切りの野菜をずらして並べて「重ね蒸ししゃぶ」にすると肉どうしがくっつかず、たっぷり作ることができます。
2010年に、大好きだった、TBS「はなまるマーケット」さんでご紹介した懐かしいレシピ。
それがはじめてのテレビ出演でした。

おこげが全面に!炊き込みごはんも!
炊飯器や鍋で作る「炊き込みごはん」も、時にはホットプレートで作ってみてください。
最高に嬉しいのは底面全面に香ばしい「おこげ」ができること。食べる人が熱々を茶碗によそって。
お出汁をかけたりして自由に楽しむのも嬉しいものです。
4~5人分のホットプレートだと、米3合分の炊き込みごはんが炊けます。

コンパクトホットプレートでは、米2合分が美味しく炊けます。具だくさんの炊き込みごはんが手軽に作れます!
食卓でみんなで混ぜるのも楽しいですよ!

さらに、ホットプレートで炊き込みごはんを作ると、残ったら食卓で雑炊にアレンジもできます。

食卓で好きな大きさにカット!
いつもの料理もホットプレートで楽しく!
「麻婆豆腐」をホットプレートで作るのもお子さまに大人気!
豆腐をまるごとドンと2丁(もしくは3丁!)のせて。
食卓で食べる人がヘラでカットして楽しむ「まるごと麻婆豆腐」。オンザライスも各々お好みで!

煮崩れなしで煮こみ調理可能!
食材を焼いてから煮こむシチューやクリーム煮も、広いプレート一面に並べることのできるホットプレートだと煮崩れせずにきれいに。輪切りのじゃがいもだってきれいに煮こめますよ!
食べる人が好きなだけチーズをかけたりこしょうをかけたりするのも楽しい。

おやつもホットプレートで!
おうちで楽しむ、おやつ作りもホットプレートで。
食卓でのんびり作れるので、お子さまといっしょに楽しんでいただけます。
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食卓調理の素晴らしさ
食べる人が盛り付けと味付けを
いくつか我が家の「ホットプレートのある食卓」をご紹介しました。
キッチンでお皿に盛って食卓に持って行く場合と大きく違うことにお気づきになりましたか?
お伝えしたいことはたくさんありますが、なにより嬉しいのが「食卓調理」が出来るということです。
キッチンで、作る人がすべての調味や盛り付けをして全責任を担うのではなく、食卓で最終の味つけや盛り付けは食べる人にまかせることができます。
NHK総合の「あさイチ」に出演時に検証してくださり、私もはじめて知って驚いたのですが、キッチンに1人でこもって料理するよりも、ホットプレート調理は、作る側のずっと気持ちが楽になって脳の状態がよくなり愛情ホルモンが優勢になるそう。
食べる側も受け身ではなく、参加型の食卓になり、みんなで楽しむ食卓に
こちらはホットプレートで焼き鶏を楽しんだ時の女子会の様子。
シンプルに塩とこしょうで焼くだけ。
タレを用意したら、はじめてのお客様をおもてなしするときも、それぞれの味の好みを気にする必要がないので、作る側はとっても心が楽になります。こんな気楽なおもてなしもよいものです。

ハンバーグからはじまった
長年、家族や友人と色々なホットプレート料理を楽しんでいたのですが、
どうしても、みなさんに広くホットプレート料理をすすめたいと強く思ったのはあるTV番組をみた時。
「大家族スペシャル」だったのですが、6~7人の食べ盛りの子ども達へ、お母さんが立ちっぱなしでフライパンで3~4個ずつ、何度もハンバーグを焼いていらっしゃる様子。
料理をされる方はおわかりだと思うのですが、大量のハンバーグを1つのフライパンで何度も焼くのは大変です。時間もかかりますし、何度もフライパンを洗ってふいて・・・の作業もあります。
時間をかけて焼いて家族に食べさせた後、最後に残った冷え切ったハンバーグを台所で立ちっぱなしで食べているお母さん。
「お母さんも、ご家族と一緒に食卓に座って、出来たて熱々のハンバーグを同時に食べて頂きたい。」
通常の4~5人分のホットプレートだと、ハンバーグが一度に12~16個焼けます。

温度管理ができるホットプレートは、とてもジューシーにきれいに大量ハンバーグが焼けますし、保温モードにして食卓で楽しめば、ずっと熱々!
同時に副菜の野菜も空いている隙間で焼くと、本当に食事作りが楽なのです。

「もしかしたら、ホットプレートで様々な料理を作るという発想自体がないのかも?」
これは、何が何でも、食事を作る側の方にも、熱々の料理を楽しんで頂きたく、ホットプレートのある食卓の素晴らしさを広めて行きたいと思いました。
ホットプレートでおいしく楽しい食卓を
お伝えしたいレシピはたくさんありますが、まずは、普段の料理をホットプレートで作ってみてください。
ご家族の会話が生まれたり、お客様のおもてなしをするのが楽になったり。
みなさまのご家庭の食卓が、今よりもっと賑やかになります。

ホットプレートでおいしく楽しい食卓をお楽しみください。