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お盆の行事と霊供膳 今年のまとめ

りょうぐぜん

お盆休みが終わりですね。
嫁ぎ先の盆行事は、以前は、今は亡きかめ夫ママ(義母)にまかせっきりで。
義兄夫婦と、「もっと聞いておくんだった・・。」
と、後悔しつつ・・・。
色々な方に教えて頂きつつ、調べつつ・・・。
「無理せずできる範囲で、気持ちだけはこめて供養させて頂こう。」
と、みんなで協力して、この3日間を終えました。

地方や宗派、、ご家庭によって色々ですが、最近本当に物忘れがひどいので^^;
間違ったことや、抜けていることなども多々しているような気がしますが、今年したことを忘れないように来年用に記録しておこうかと。

*****

13日までに
〇座敷の床の間に、祭壇を祀る。仏壇のお位牌等もすべてうつす。
本来は墓掃除もすべきところ、いつも親戚の叔父がしてくれていてきれい。感謝してもしきれない。

13日の朝までに
〇お墓まいり・・・早朝にしようと思ったのに昼前くらいになってしまった・・・反省。来年は早朝に。
〇祭壇の準備
・生花・・・本当は盆花が色々あるそうだが、今年はかめ夫ママが好きなピンク色の花をいれた。
・迎え団子とそうめん・・・迎え団子は7個(または13個)上新粉と水で練って茹でる。

七個

団子にはきなこをかける。そうめんは少しでもいいのでゆでて祀る。かめ夫ママから、「あの世では、そうめんは1本が100本にも1000本にもなるんよ。」と教えてもらっていた。なつかしい。

だんごとそうめん

・果物・・・蓮の葉に盛る。

果物

・野菜・・・蓮の葉にもる。キュウリとナスは必ず入れる。キュウリは精霊馬にたとえられ、あの世から早く帰ってこれるように、ナスは足が遅い精霊牛にたとえられ、お供えものを背負ってゆっくり名残おしみながらあの世に帰っていくと、かめ夫ママの友人の方々や親戚のおばさまに教えて頂いた。小さなセットが、スーパーで売っていたので助かった。蓮の葉も2枚セットで売られていた。

野菜

・盆菓子・・・日もちのする菓子や干菓子を用意した。干しシイタケなどの乾物や餅もお供えするそうだが、今年は忘れていた・・・。
・水花・・・朝顔の花を2個用意して供えるらしい。探したのだが朝顔がなかった・・・。
・本尊霊供膳 精霊霊供膳・・・新しい霊供膳を義兄が買ってくれた。嬉しい。

りょうぐぜん

本来は、素敵な精進料理をのせるといいのだろうけど、今年はかめ夫ママが好きなものを中心に。昆布出汁で出汁をとって作る。

手前左・・・白米 手前右・・・野菜の味噌汁 
中央・・・梅干しと塩昆布 
むこう左・・・揚げ出し豆腐と茄子 むこう右・・・トマトとオクラのお浸し

御りょうくzせん

他の日は、義姉がとても美味しそうな膳を作ってくれた。お茶も一緒に。

〇13日の夕方
・迎え火・・・小さな素焼きの器に、麻幹を焚いて家族でお迎えした。帰ってきてくれていると思うと嬉しい。

〇14日
・供膳やお茶等、13日と同様に。

〇15日
・供膳やお茶等、13日と同様に。

〇15日の夕方
・送り火・・・迎え火と同様に焚いて無事に送った。
・仏送り・・・生花を新聞紙で包んだもの、お膳のおかずを小さなお弁当にしたもの、お供え物等を精霊船にいれる。「送り火」をみんなで焚いた後、生花と精霊船、線香一束をもってお寺の仏送り場所へお供えして線香をたてる。
・床の間に出していた祭壇を仏壇に戻す。膳の漆器等も箱に入れて来年用にきれいに保管。

※提灯上げは、今年は初盆なので7月31日に出す。8月31日まで点灯供養するらしい。この点灯供養は三年目までするとよくきくが、提灯をおはやしせずに毎年点灯してもいいともきく。また、来年親戚の方々やお寺に確認してみよう。
※義母からの伝言、友人の方々や親せきのみなさまからの伝言、「小林朱雲堂の仏事仏壇仏具の手引き」を参照して今年は行った。

*****

最初は細かくて、想像するだけでも大変そうと思っていた盆行事ですが、義兄家族と一緒に無事に終えたら、心がすっきりとして、自分たちで出来る範囲だけれど、きちんとできたことがとても嬉しく。
「喜んでくれているかな?」
と思うことで心が落ち着き・・・。供養は残された家族のためにあるものだとつくづく感じました。

大好きだったかめ夫ママが旅立ってから、あの世がとても近くなり。
できたら一緒のお墓に入りたいけれど、次男夫婦だから横にお墓をたててあの世ではお隣さんになろうとか・・(笑)。
最近は、いつか自分があの世に行ったあと、残された子どものことをよく考えます。
必ず自分もいつかはいくところ。その時は、我が家は一人娘なので相談できる兄弟もいないからとても大変でしょうからそれがとても心配。
盆行事ひとつとっても、これだけのことを一人でこなすのは大変。
今のうちに、
「本来は、これだけのことをするのがこの地方や我が家のきまりだけれど、決して無理しないように。私は白い花が好きだから、お盆にはお花だけ少し生けてくれたら、それだけでとてもうれしい。」
等、本来の行事のすべてもきちんと伝えつつ・・・。
でも、子どもの負担にならないよう、全部省略していいから、これだけはしてね。
という母からの伝言があれば、子どもも気兼ねなく胸をはって省略できるのではないかな。
もし、娘も私のようなおばさん(笑)になっていて、ひとつひとつの盆行事をこなすことで、気持ちがはれるのならばそうしてくれればいいし、忙しくてとても無理な場合は全部省略したらいい。
はっきりと私からの伝言があると、できないときの罪悪感もなく、心安らぐのではないか・・・
等、色々と考えさせられました。
今、開運!整理収納掃除生活(笑)の最中ですが、50歳になる前に、家一軒まるごとすべてスッキリさせて。
人生何があるかわかりませんから、自分の人生のしまい方もきちんとしておきたい。
子どもが困らないよう伝えるべきことはきちんと残して。
準備をきちんとしてから、50歳からの人生を楽しんで長生きしたいな・・・等と考えています。

あぁ・・・。初盆が終わり、色々と考えることがあり、今日のブログはまた、長くなってしまいました。
お付き合いいただきましてありがとうございます。
合間に実家にも帰れて。両親に料理を作れて、とてもいいお盆でした。
明日からは通常運転。仕事に家事に頑張ります!

 続いては、コメントのお返事と開運!整理収納掃除日記です。↓

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コメントありがとうございます!

うさぎ101号さん~
バスマット!新調するのもすばらしい開運ですよね!
いい、きっかけになってすばらしいです!
我が家は、いいバスマットを探し中です~!

開運!整理収納掃除日記

2ヶ月目。
やる気スイッチがようやく入った整理収納掃除。家の中も外もきれいにして、必ず運気を上げます。
開運ハウスめざします(笑)。
毎日30分程度掃除しようと思っているのですが、サボりたい気持ちにひきずられないように^^;
ブログの読者のみなさまにお付き合いいただいて、日記を書くことに。

今日は、もう、みんなで盆行事をしてかめ家をきれいに調えたので。それでじゅうぶんということに。
帰ってみると、自分の家はごちゃごちゃしつつあり・・・(反省)。
とりあえず、月に二度(1日と15日)の、盛り塩交換の日なので、塩を流して可愛いお皿に少し盛る。
家を守ってくれてるようで、ほっとする。気分の問題だけれど、家のお守り。
明日からまた、開運!整理収納掃除生活がんばろう~!

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かめ代。について

かめ代。(料理家 亀山 泰子)

高等学校で家庭科を教えていた経験から丁寧で分かりやすいレシピ作りに定評があり、テレビ、雑誌、企業やCMのレシピ開発、料理イベント講師などで活動中。毎日の食事作りの負担を減らす「心がラクになる」レシピ作りを目指し、メディアで紹介した楽しいホットプレートレシピは300レシピ以上、毎週連載している手軽な2品弁当レシピは現在700レシピ以上を紹介している。著書に、「かめ代の節約毎日ごはん」(宝島社)、「ホットプレート黄金レシピ」(イカロス出版)、「忙し女子のための料理上手になるらくちん弁当」(イカロス出版)他。
1968年生まれ 岡山県倉敷市在住。