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  • 投稿日:2012.6.11
  • 最終更新日:2026.8.7

実家の梅仕事|古い梅の木と母の梅の保存食

梅仕事

※この記事は、2012年6月に記録した実家の梅仕事を、現在の文章に整えたものです。

 

実家の梅の木に実った青梅。

小さな実が、緑の葉の間から顔をのぞかせている姿が、なんともかわいらしく見えました。

この年は、実の数が例年よりも少なかったようです。

実家の古い梅の木

実家には、古い梅の木が何本もありました

梅の木

春はたけのこ仕事、入梅の時期は梅仕事で忙しい実家です。

梅

 

梅

「今年は裏年かな」

前年は困るほどたくさん実ったそうですが、この年は、枝にぽつりぽつりと実る程度。

「今年は休憩してもいいということじゃ」

出荷しているわけでもないのだから、今年はゆっくりしよう。

そんな話をして、みんなで笑いました。

保存棚に並ぶ梅の保存食

実家の保存食の棚には、これまで漬けてきた梅の瓶がずらりと並んでいます。

梅干し、梅酒、梅シロップ。

お酒の好きな家族なので(笑)、ブランデー漬けやウイスキー漬けなど、母はいろいろなお酒でも梅を漬けていました。

青梅をすりおろして煮詰めて作る梅エキスも、昔から実家にあったもののひとつです。

子どものころの私にとっては、ごく当たり前に家にあるものでした。

ところが大人になり、友人から「自家製の梅エキスはとても貴重」と聞いて、初めて驚きました。

棚

大人になって気づいたこと

実家の野菜。

庭を元気に走り回る鶏が産んだ卵。

裏山のたけのこ、梅、柿、栗、柚子。

子どものころから、どれもごく普通にあったものでした。

けれど、そのひとつひとつに、育てる時間、収穫する手間、食べられるように整える仕事がこんなにたくさんあったのですね。

大人になって、ようやく分かることがたくさんあります。

季節の恵みを、両親が膨大な時間をかけ手間をかけ、私たちにあたえてくれていたこと。

当時は何気なく見ていた梅の木や保存瓶の並ぶ棚。今ではありがたく大切な記憶です。

2026年、小さな梅仕事へ

この記録から14年。最愛の実家の父をみおくり、母は90歳に。

今年は、友人から購入した梅を2kgだけ、保存袋を使って気軽に漬けました。

毎年の梅仕事を、今は、自分の暮らしに合う量と方法で楽しんでいます。

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執筆者プロフィール

かめ代。(料理家 亀山 泰子)

家庭料理、行事食、お弁当、囲みごはんなど、毎日の暮らしに寄り添うレシピを提案しています。
「料理を作る人の心が楽になる」レシピと暮らしをお届けします。