TOP > レシピ > アーカイブ > 五目ちらし寿司 雛献立の1品に♪ ほっとする日本の行事食
当サイトにお越しいただき、誠にありがとうございます。
こちらの記事は旧ブログから移行したものです。内容が古い場合がございますので、ご了承の上ご覧ください。
また、当サイトにはコメント機能がございません。旧ブログでいただいたコメントは移行しておりませんが、すべて大切に読ませていただいております。
ご質問やお問い合わせがございましたら、「お問い合わせフォーム」からお願いいたします。
  • レシピ

五目ちらし寿司 雛献立の1品に♪ ほっとする日本の行事食

もうすぐひな祭り。

野菜も卵もたっぷり入ったちらし寿司。お祝いごとの行事食に作れるようになるといいですね。

ちらし寿司の具や味は、ご家庭や土地によって様々でとても興味深いです。

こちらは、私好みのあっさりした基本の五目ちらしのレシピです。お好みの具を追加して、ご家庭の味にしてくださいね。

★★★ Kameyo’s recipe ★★★

五目ちらし寿司 

(材料)作りやすい分量 4~5人分

↓すし飯の材料
・米 3合
・水 米と同量(540cc 通常の炊飯よりも少なめの分量)
・すし酢 90cc(大さじ6)★作り方下記参照

↓しいたけのうま煮の材料
・干ししいたけ 4枚(20g)
・ぬるま湯 カップ1
 (煮汁の調味料↓)
  酒 大さじ1
  みりん 大さじ1
  砂糖 小さじ1
  しょうゆ 大さじ1/2

↓五目煮の材料
・こんにゃく 1/2枚(100g)
・あげ 1枚(30g)
・れんこん 1/4節(50g)
・にんじん 1/4本(50g)
 (煮汁↓)
  だし汁 カップ1
  酒 大さじ1
  砂糖 小さじ1
  しょうゆ 小さじ1

↓錦糸卵の材料
・卵 3個
・砂糖 大さじ1
・塩 少量
・油(かおりのないもの) 少量

↓トッピングの材料
・いくらのしょうゆ漬け、木の芽、さやえんどうの塩ゆで、焼きあなご他お好みのもので 適量

(作り方)

① すし飯を作る。
米は炊飯する1時間前に洗ってざるにあげておき、分量の水を入れて炊飯する。
炊けたご飯は、酢水で拭いた盤台(すし桶)等にうつし、分量のすし酢を全体にまわしかけて  しゃもじで切るようにまんべんなく混ぜる。

② しいたけのうま煮を作る。
干ししいたけは洗って分量のぬるま湯につけて戻して石づきをおとす。
鍋に戻し汁、しいたけ、煮汁の材料をすべて入れて中火にかけて煮つめる。飾り用に3mm幅に切り、残りは粗みじんに切る。


※干ししいたけは、飾りにも使うので、切らずにそのまま煮つめます。煮つめてから切ると、切り口がきれいです。煮汁はしっかり煮つめて味をふくませます。

③ 五目煮をつくる。
こんにゃくは熱湯で3分程度ゆでてざるにあげてアク抜きをする。あげはさっと茹でて油抜きをする。
こんにゃく、あげ、れんこん、にんじんはすべて粗めのみじん切りにし、煮汁とともに入れて中火にかけて煮つめる。


※五目煮も、煮汁はしっかり煮つめて具に味をふくませます。

④ 錦糸卵を作る
ボウルに卵を割りほぐし、砂糖と塩を入れてよく混ぜる。卵焼き器を熱して油をなじませ、
4~5回に分けて流し入れて薄焼き卵を作り、5cm幅に切って重ね、せん切りにする。

⑤ 寿司飯が温かいかいうちに、粗みじんに切ったしいたけや五目煮を入れてさっくりと混ぜる。器に盛って錦糸卵を全体に散らし、スライスしたしいたけのうま煮、塩ゆでした絹さややイクラ等を飾る。

※それぞれの具の煮汁をしっかりと煮つめる(汁気がなくなるまで煮る)のがポイント。そのまま冷ましてすし飯に混ぜ込みます。少ない調味料で素材の味とうまみが凝縮されます。具は出汁の味をきかせたあっさり味です。しっかりした味がお好みの場合は、具を煮る際の調味料の量で調整してください。

★すし酢の作り方 
(材料)作りやすい分量
・酢 1/2カップ
・砂糖 大さじ2
・塩 小さじ2
・出し昆布 5cm角1枚

(作り方)
小鍋に材料を入れて中火にかけ、沸騰直前で火をとめる。容器に入れて冷まして冷蔵庫へ。出し昆布は翌日に取り出す(一か月は保存可能。たっぷり作っておき、ドレッシングや野菜の酢漬け等、色々使えるので便利ですよ)。

★★★ Kameyo’s recipe ★★★

色々な具を入れた五目ちらし。

私は、干ししいたけ、こんにゃく、あげ、れんこん、にんじんの五目を入れます。

一度に全部煮てしまえばいいのですが、母から、

「干ししいたけは、必ず丸いまま煮てから切ること。」

断面の美しさが全然違うからとよく言われるので(好みだと思いますが)、干ししいたけは、戻し汁と調味料で別に煮て。

他の4種は細かく刻んで、出汁と調味料で煮るという方法です。

結果、見た目だけではなく、干ししいたけの濃厚な出汁のうま煮と、昆布かつおの出汁で煮た野菜の味がすし飯の中で混ざることにより、この味が出ているのかな~と。

昔から祭りや行事で、何十人分も作ってきた母のちらし寿司は豪快で絶品!一生かないません(笑)。

私は、1~2日で食べきる量(米3合分が私にとって美味しく作りやすい量)で作ります。

こちらは、お友達の春のおもてなしに作った食卓。遊びに来てくれた友達と一緒に作りました^^

ふたりでお昼に作って食べて、余った分は半分にして、お互いの家族の夕飯に(笑)。

家に帰ってからも楽をしてもらえると思うと、おもてなしがより楽しくなりますね!

ちらし寿司があったら、あとは小鉢と好物のトロトロ豆腐の3品でじゅうぶん^^

美味しいお茶と一緒に。

こちらは、先日ご紹介した実家で作った雛献立のちらし寿司。

ちらし

上のトッピングは、ゆでえびやいくら。

あと、定番の酢れんこん(れんこんを薄切りにして酢水とともに鍋に入れておき、そのまま火にかけてゆでる。ザルにあげて甘酢(酢大さじ3、砂糖大さじ1、塩少量をまぜたもの)につけておく)も飾っています。

ひなまつりなどの行事で、大勢の親戚や家族のお
もてなしをするときには、すし酢と具は前日に用意しておくと味もなじんで美味しいですよ。

当日はごはんを炊いて錦糸卵を作って、仕上げるだけにしておくと、とても楽です^^

手作りの行事食の味は、ホッとしますよね。

もうすぐひなまつり。

お好みの具でひなちらしを作ってみてくださいね。

***

紀樺さん~

コメントありがとうございます^^
本当に花粉の時期は困ります(泣)。
拭き掃除もがんばってのりきりますね!
ありがとうございます~

うさぎ101号さん~
器まで興味をもってくださってありがとうございます~
そうなんです。
ちらし寿司を盛っている大皿は、父の焼いたものです。
桃色の釉薬はこれ1点なので、ほっぺですりすりしたいくらい愛しい大皿です(笑)。
父に伝えておきます~♪ ありがとうございます!

↓いつも応援してくださって本当にありがとうございます♪


レシピブログに参加中♪


にほんブログ村

「アーカイブ」に関連するレシピ

一覧

かめ代。について

かめ代。(料理家 亀山 泰子)

高等学校で家庭科を教えていた経験から丁寧で分かりやすいレシピ作りに定評があり、テレビ、雑誌、企業やCMのレシピ開発、料理イベント講師などで活動中。毎日の食事作りの負担を減らす「心がラクになる」レシピ作りを目指し、メディアで紹介した楽しいホットプレートレシピは300レシピ以上、毎週連載している手軽な2品弁当レシピは現在700レシピ以上を紹介している。著書に、「かめ代の節約毎日ごはん」(宝島社)、「ホットプレート黄金レシピ」(イカロス出版)、「忙し女子のための料理上手になるらくちん弁当」(イカロス出版)他。
1968年生まれ 岡山県倉敷市在住。