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我が家の定番!居酒屋風「ポテトサラダ」レシピ らっきょうの漬け汁利用で驚きの美味しさ

ポテトサラダ5
みなさま、こんにちは。料理家の「かめ代。」です。
レシピと暮らしのサイト「kameyo」にお越しいただきまして大変ありがとうございます。
今回ご紹介するのは、家庭料理の定番「ポテトサラダ」です。
手軽に作れるけれど奥が深い一品ですよね。
「なんだかひと味たりない。」「マヨネーズをたっぷり入れても、なんだか味が物足りない…」そんなお悩みを抱えたことはありませんか?
実は、ポテトサラダの美味しさを左右するのは“下味”。我が家の定番は、自家製らっきょうの漬け汁を使ったポテトサラダです。
美味しい居酒屋さんで出てくるような、驚くほどコク深いポテトサラダが簡単に作れるので、らっきょう好きの方はぜひお試しください!

(材料)8皿分

・じゃがいも 600g
・きゅうり 2本
・たまねぎ 1/4個
・スライスハム 6枚
・卵 2個
・らっきょう 10個・らっきょうの漬け汁 大さじ6
※1年もののらっきょうの漬け汁。らっきょうの水分が出ていて、酢がまろやかになっているのでたっぷり使います。味見をしながら調整してください。
・マヨネーズ 大さじ6・塩、こしょう 適量

(作り方)

① きゅうりは輪切りにして塩ふたつまみ(分量外 約2g)をまぶして5分程度置き、出てきた水分をしっかり絞る。
たまねぎはスライスして5分程度水にさらして水気をしっかり絞る。
ハムは2cm角に切る。らっきょうは粗く刻み、らっきょうの漬け汁大さじ6(90cc)と分けておく。

ポテトサラダ4
ポテトレシピ9

② 鍋に洗ったじゃがいもと卵を入れてかぶる程度の水を入れて強火にかける。

ポテトレシピ1

③ 沸騰したら強めの中火にする。卵は茹で上がったら(10分程度)先に取り出して冷水にとり、皮をむく。じゃがいもは楊枝がスッと通るくらい(15~20分程度)、やわらかくなるまで火を通す。

ポテトレシピ8

④ じゃがいもは、熱いうちに、水で濡らしたさらし等で包みながら皮をむき、ボウルに入れてつぶし、らっきょうの漬け汁と刻んだらっきょうを入れて和える。
※下味は必ずじゃがいもが熱いうちに。冷める間に味がしっかり入ります。

ポテトサラダ6

⑤ じゃがいもが冷めたら、①の具(きゅうり、たまねぎ、ハム)を入れて和え、卵とマヨネーズを入れて和える(卵は、粗くヘラなどでつぶしながら和える)。

ポテトサラダ5

 

⑤ 味見をして、もし足りなければ、塩を少々、こしょうをお好みで多目にふる。

らっきょうは自家製でも市販でも

毎年、6月の手仕事で、らっきょうの甘酢漬けを作ります。
👉「らっきょうの甘酢漬け」レシピ

たっぷり1年分作るので、1年中楽しめます。

体にもよいので、毎日3個ずつ食べているのですが、甘酢が残るのがもったいないので、色々と料理に利用します。
なんでも使うと美味しいのですが、BEST1は、こちらのポテトサラダ。
らっきょうの香りがお好きだったら、これほどポテトサラダを美味しくしてくれるものはないなといつも思います。

我が家はきび砂糖や黒酢を使ったりするので、色が濃いですが、

ポテトサラダ6

後でマヨネーズを混ぜたり、具だくさんにすると、色も気になりません。

ポテトサラダ5

下味のコツ

下味は、じゃがいもが熱いうちに混ぜておくと、冷めるうちに、しっかりと均一に味が入ります。
それだけで食べて美味しいくらいの味がついていると◎です。
具とマヨネーズは冷めてから。生野菜に火が入らず、マヨネーズも固まりません。
また、らっきょう酢に含まれる砂糖は、じゃがいもデンプンが冷めても固くなりにくくする作用があるため、冷蔵保存の作り置きにも◎です。

ポテトサラダ

らっきょう酢がない場合

もちろん、市販のらっきょうの甘酢漬や、らっきょう酢でも同様にお楽しみいただけます。
市販のものは、甘みが強いものもあるので、味見をして調整してください。
らっきょう酢がない場合は、酢大さじ1程度と砂糖小さじ1、塩ひとつまみ 程度を先に混ぜてから、ゆでたてのじゃがいもの下味にするといいかなと思います。その際、水分も入れると美味しいので(らっきょう酢の場合は、らっきょうの水分も入っていますので)、牛乳や水なども大さじ2~入れるとまろやかになります。

また、じゃがいもは、調味料をすぐに吸うので、塩と砂糖などの固形の調味料をそのまま混ぜると味ムラができやすいです。
下味は、酢や水分にしっかり溶かしてから混ぜるのがおすすめ。
その意味でも、最初から調味料と酢と水分が混ざっている「らっきょう酢」は下味に最適です。

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執筆者プロフィール

かめ代。(料理家 亀山 泰子)

シンプルで作りやすい家庭料理を考案する料理家。
家族や友人と楽しむ「囲みごはん」を大切にし、30年以上にわたりホットプレートレシピを発信。「ホットプレート料理の母」として親しまれている。
お弁当愛好家としても活動し、メディアで紹介したお弁当レシピは800以上にのぼる。
企業向けのレシピ開発や、連載のレシピやコラムの執筆、料理撮影を中心に活動中。
近年は、自身の更年期の経験をもとに「大人の2品献立」を研究。
健康的で満足感のある献立作りを追求している。