みなさま、こんにちは。料理家の「かめ代。」です。
レシピと暮らしのサイト「kameyo」にお越しいただきまして大変ありがとうございます。
お料理やお菓子作りで使って、袋のまま半分くらい残っている砂糖。
キッチンの引き出しの中で、いつのまにか場所を取っていたり、
口を輪ゴムでとめたはずなのに、なんだかベタついていたり…そんなこと、ありませんか？
今回は、そんな「あまった砂糖」や調味料類の、ちょっとした収納の工夫を。
小さな整えごとが、台所の空気をふわっと軽く、明るくしてくれます。
目次
料理仲間からのSOS！「残った調味料問題、どうしてる？」
今朝、片付けを頑張っている料理仲間からLINEが届きました。
「半端に残っている調味料問題！ねえさんどうしてる？」
料理好きさんの家には、たくさんの調味料がありますよね。
特に、砂糖や塩などは常温保存できるから集めがち。
でも、袋の口をクリップや輪ゴムで留めていると、意外と場所を取ってしまいます。
今日は、とても簡単で気楽な収納方法をお伝えしますね。
たどり着いた収納法は「ジッパー袋」
私がたどり着いたのは、シンプルなジッパー袋収納です。
ジッパー袋を使っている方は多いと思いますが、実は、ちょっとしたポイントと、入れ方で、ぐんと使いやすさが変わります。
袋のサイズやたたみ方など、詳しくご紹介していきますね。
幅18cm程度のものがマスト
私が使っているのは、横幅18cmほどのジッパー付き袋。
メーカーにこだわらず、どちらの商品でも大丈夫ですが、私は、スーパーでも手軽に手に入るジップロックのMサイズを愛用しています。
ポイントは、「幅」。
個人的にいちばん使いやすいのが、18cm程度のもの。
20cm以上になると袋の中で調味料が動きすぎて安定せず、
逆に17cmだと入りきらず、入れにくいことも。
調味料の袋はクリップなどでとめない
クリップやゴムでとりあえず留めたくなる気持ちとてもよくわかりますが、「とめない」のがスッキリのコツです。
まずは、空気を抜いて折ってください。
トントンと、しっかり下の方に調味料を移動させて
空気が入らないようにぴったりと折ったら、OK！
調味料の“自立”がとても大切。
袋が立つと、そのまま引き出しやかごの中にストンと収まって、とにかく収納しやすくなります。
だからこそ、大きめの袋はNG！
余白がありすぎると、袋の中でぐちゃっと崩れて、またモヤモヤが再発します（笑）。
「なんとか入った〜！」くらいの、ちょっとミッチミチのサイズ感がベスト。
ぴったり感があることで、袋がしっかり立ってくれます。
残った調味料は、空気が入らないようにしっかり折りたたみ、そのままジッパー袋にぴったり入れます。
調味料にとって、湿気は大敵。
袋の中に空気が残らないように、ここも少し丁寧に空気が入らないようにとめます。
しっかり折って、キチッと入れると、袋がミッチミチ（笑）になり、自立します。
この“自立する”感覚がとても快適で、引き出しや棚の中でもスッと並べて収納できます。
砂糖や塩など、すべてこの方法で袋に入れて自立させて収納しています。
なぜ自立させるのか？
調味料などの、形のない粉もの系は、油断するとすぐにぐちゃっとしてしまいます。
そこで大事なのが、自立する形に整えること。
「同じグループのものを、同じ形にして立たせる」ことで、
カゴや引き出しなど、どんな収納スペースにもすっと収まるように。
そのためにぴったりなのが、ちょうどよいサイズのジッパー袋。
“粉状”のように形のないものを、しっかり立たせてくれる袋を選ぶことが、
この収納法のいちばんのポイントです。
ストック管理に威力を発揮
この収納法にしてから、我が家の本当に狭いパントリースペース（かご2つ分）でも、
すべての調味料の残り等がキッチリ収まり、ストレスフリーになりました。写真の右側の一列が、調味料の保存コーナーです。↓
開封済みの調味料は、ジッパー袋に入れて自立させて手前に並べています。
幅がそろっているので、調味料は縦に１列にきれいに収納でき、一目で見渡せるのが便利です。
収納は“透明な袋に入れるだけ”でOK
もし、収納に悩んでいたり、取り出しやすさを重視したい方なら、「おしゃれにこだわりすぎないこと」も選択肢に入れてみてください。
中身が見えない袋に移し替えてラベルを貼る…というのは、私も挑戦し続けていた時期もありますが挫折（笑）。
収納上級者の方向きなのですね。
また、砂糖などは「密閉すること」が大切なので、密閉容器に入れた残りのこうした残りも、やはり密閉する必要があります。
よほど収納好きで上手な方でなければ、
透明な密閉できる袋入れるだけが一番ラクでわかりやすい方法かもしれません。収納用品に入れないため最小のスペースで収納できます。
パッケージのまま袋に入れておけば、ラベルいらず。
商品名も残量も取り扱い説明もすぐわかる。
これなら、迷わず使えてストレスが減ります。
もちろん、美しい収納を目指すのは、とても素敵で素晴らしいこと。
私も収納上手さんの工夫を見ては、いつかこうなれたらいいなぁと、いつもワクワクしてしまいます（笑）。
小さな工夫が、台所に福を呼ぶ
私は、整った美しい場所には「福」が舞い降りると、本気で信じています（笑）。
特に台所は、私にとって、毎日多くの時間を過ごす場所。
暮らしの中の小さな整えごとが、日々の台所を心地よく、使いやすくしてくれる。
決して完璧を目指さず、少しずつでも着実に自分が心から喜べる場所にできたら、それだけで日々の暮らしが愛おしくなります。
今日は、朝の友人のSOSから「ブログにまとめてみようかな」と思い立ち、こうして書き綴ってみました。
砂糖などの調味料の残りの収納。分かりやすく写真もとってみましたが、いかがでしたか？
収納法は人それぞれ。「自分に合うこと」が最大の幸福だと思っています。
もし、私のシンプルな方法がしっくりくる方がいらっしゃったら、お試しいただけると嬉しいです。
みなさまのおうちの台所が、「福」に満ちた空間になりますように。
