
今日は、夏の土用の最終日。
我が家の梅干しも無事に土用干しを終え、保存瓶に収めることができました。
それにしても、今年は40度に迫るほどの猛暑。
昔ながらの「3日3晩」という言葉どおりに干すのではなく、梅の皮や乾き具合を見ながら、その年の天候に合わせることも大切なのだと感じました。
今年は、乾燥させすぎないように気をつけながら、2日2晩でしっとりと仕上げました。
猛暑のなかで始めた土用干し
今年も、季節の移ろいに合わせながら、少しずつ梅仕事を楽しんできました。
梅を塩漬けにして、梅酢が上がり、赤紫蘇を加え、いよいよ最後の土用干しへ。
これまでの梅仕事はこちらに記録しています。
梅干しを重ならないように竹ざるへ並べ、土用干しを始めました。
ところが、今年は驚くほどの猛暑。
強い日差しのなか、梅がカラカラに乾いて固くなってしまわないか心配で、何度も様子を見に行きました。
昔から梅干しの土用干しは「3日3晩」といわれていますが、今年は日数だけにこだわらず、梅の状態を確かめながら干すことにしました。

梅の状態を見ながら2日2晩
日差しがあまりにも強い時間帯には、いったん家の中へ取り込むことも。
皮が乾きすぎてざるに張りつかないよう、無理に動かさず、梅の表面や柔らかさを見ながら大切に扱いました。

干しているうちに、梅の皮が次第に柔らかくなり、表面には少しずつしわが寄ってきました。

今年は2日2晩で土用干しを終えることにしました。
皮はとても柔らかく、乾きすぎず、しっとりとした仕上がりです。
「何日干したか」だけではなく、梅の大きさ、その日の気温や湿度、日差しの強さを見ながら、好みの状態で。
干し上がった梅干しを保存瓶へ
干し上がった梅は、清潔な保存瓶へ、一粒ずつやさしく入れました。

これで、今年の土用干しは終了です。
すぐに食べることもできますが、これから時間をかけて塩味や酸味がなじみ、少しずつまろやかになっていくのも楽しみです。
毎日ざるをのぞき込み、梅の色や手触りの変化を確かめた土用干しの期間。
とても楽しい夏時間でした。
残った梅酢を古い梅干しに
今年残った梅酢は、別の楽しみに使うことにしました。
数年前に漬けた梅干しのなかに、時間がたって少し乾き、カサカサになっていた瓶がひとつありました。
その梅干しの上を赤紫蘇で覆い、今年できた新しい梅酢を注ぎました。

梅が梅酢を吸い、再びふっくらとしてくれるでしょうか。
これから様子を見守りたいと思います。

※古い梅干しを扱う際は、カビや異臭、普段と異なる変色などがないことを確認し、清潔な容器と道具を使いました。
白く見えるのは、カビではなく、乾燥して塩をふいたものです。

赤紫蘇は「ゆかり」に
たっぷりの赤紫蘇も干してゆかりに。計画をたてて、ひとつひとつ丁寧にこなせた今年の土用期間は、今まで一番幸せでした。
梅干し、梅酢、赤紫蘇。
梅仕事は、最後まで捨てるところがほとんどなく、それぞれを暮らしのなかで楽しめることも魅力ですね。
梅を漬けるところから土用干しまで計画を立て、ひとつひとつ丁寧に進めることができた今年の夏の土用。
今までで一番、穏やかで幸せな梅仕事の時間だったように思います。
今日で夏の土用も終わり、明日からは暦の上では秋。
毎年同じように見えて、天候も、梅の状態も、仕上がりも少しずつ違います。
来年の自分が迷わないように、今年の猛暑のなかで行った「2日2晩」の土用干しを、ここに記録しておきます。
これからゆっくり味がなじんでいくのが楽しみです。