
栗の鬼皮だけをむき、渋皮ごとじっくり揚げる「揚げ栗の渋皮衣」です。
油に入れると、栗を包む渋皮がパリパリと香ばしい、自然の衣に。中の栗は、ほくほくとした食感に仕上がります。
そのまま秋のおやつとして味わうほか、塩を添えて料理の一品やおつまみに。砂糖をからめて、大学いも風に楽しむのもおすすめです。
【揚げ栗の渋皮衣】
材料
・栗 適量
・揚げ油 適量
作り方
① 鍋に栗を入れ、かぶる程度の水を注いで強火にかける。沸騰したら、そのまま5分程度ゆでてザルに上げる。
※鬼皮をむきやすくするため、短時間ゆでます。
② 渋皮を傷つけないように注意しながら、鬼皮だけをむく。

③ 栗の水気を紙タオルなどでしっかりと拭き取る。160度の揚げ油に入れ、焦がさないように注意しながら、10分程度じっくりと揚げる。

④ 油をきり、器に盛り付ける。

ポイント!
- 油がはねないよう、栗の水気はしっかりと拭き取ってから揚げます。
- 渋皮を焦がさず、中まで火を通すため、160度の低温でじっくりと揚げます。
- 栗によって渋皮の風味や渋みが異なるため、最初は少量を揚げて味を確認してください。
栗の木と、先生に教えていただいた秋の味
ある秋、実家に帰ると、栗の木が見上げるほどの大木になっていて驚きました。

子どものころ以来、栗拾いをしていなかったことにも気づきました。

いつも母が拾い、送ってくれる栗を、当たり前のようにいただいていたのです。

腰の痛い母に任せきりだったことを反省しながら、栗拾いの大変さと、毎年届けてくれていたありがたさを、あらためて感じました。
この渋皮ごと栗を揚げる方法は、昔からお世話になっているパンとお菓子のMIYOKO先生に教えていただいたものです。
初めていただいたときは、渋皮のパリパリとした食感に驚きました。栗を包んでいた渋皮が、そのまま香ばしい衣になるのです。

揚げたてを口にすると、渋皮がパリパリとほどけ、中からほくほくの栗が現れます。大学いも風に砂糖だれをからめてもおいしいのですが、揚げたてをつまんでいるうちに、いつもなくなってしまいます。
おやつとしてはもちろん、塩を添えて秋の料理の一品にするのもおすすめです。渋皮が気になる場合は、揚げたあとに手で取り除き、中の香ばしい栗だけを味わうこともできます。
栗の木と、毎年栗を届けてくれた母。そして、この食べ方を教えてくださった先生。秋が来ると思い出す、大切に残しておきたい栗の味です。
※こちらの記事は、2012年11月にご紹介したレシピを、当時の思い出を大切に残しながら、読みやすく整えました。