ごろごろと残した栗の食感と、やさしいミルクの風味を楽しむ「栗のミルク茶巾」です。栗は裏ごしをせず、牛乳と砂糖でことこと煮るだけ。ほろりとした栗と、しっとりとした生地が重なり、素朴ながら、栗そのもののおいしさをしっかり味わえます。
不格好ですが、娘と手軽にラップで茶巾に。
実家の栗が届くと、娘が小さいころから毎年作り続けてきた、我が家の秋の定番おやつです。
【栗のミルク茶巾】
材料 茶巾20個程度
・栗(ゆでて皮を除いたもの) 400g
・牛乳 カップ1(200ml)
・砂糖 大さじ3~4
※栗の甘さにより、お好みで調整してください。
作り方
① 鍋に栗を入れ、かぶる程度の水を注いで強火にかける。沸騰したら中火にし、30分程度、栗がやわらかくなるまでゆでる。ひとつ切ってみて、やわらかくおいしくゆで上がっているか確認する。
② 新聞紙などを敷いた安定した作業台の上で、栗が動かないように注意しながら、包丁で半分に切る。
③ ティースプーンを使って、栗の中身をかき出す。
④ 虫食いや渋皮が混ざっていないか、ひとつずつ丁寧に確認して取り除く。
バットの向こう側に栗を寄せ、スプーンで少しずつ手前へ移しながら確認すると、見落としを防ぎやすい。

※すべて手前に寄せた状態で確認完了。見落としがないので便利。
⑤ ④の栗の重さを量り、栗と牛乳が2:1になるようにする。栗400gの場合は、牛乳カップ1(200ml)と砂糖を鍋に入れ、中火にかける。
※さとうは、栗100gに対して大さじ1を目安に。最初は少なめに入れて味見をして様子をみて調整しています。
⑥ 沸騰したら弱火にする。鍋底が焦げつかないよう、木べらで底からやさしく混ぜながら煮る。ぽってりと重くなり、木べらですくうと、まとまってポトッと落ちるようになったら火を止める。
※大きめに残った栗をつぶさないよう、優しく混ぜると食感を楽しめる茶巾になります。
⑦ 木べらですくってバットに移し、粗熱をとる。
⑧ ⑦を山盛り大さじ1(20g程度)ずつラップで包み、茶巾形に整える。
※手軽にラップで茶巾にしています。
ポイント!
・砂糖は栗100gに対して大さじ1を目安にし、最初は少なめに加えて、栗の甘さに合わせて調整します。
・大きく残った栗をつぶさないよう、木べらでやさしく混ぜると、ごろごろとした栗の食感を楽しめます。
・裏ごしやミキサーにはかけず、栗の形をほどよく残しています。ラップで手軽に茶巾に。お子さまと一緒に楽しく作ってみてください。
娘が小さいころから大好きな栗のおやつ
実家の栗で、毎年作っていたおやつです。
母が作る、砂糖だけでしごいた正統派の栗の茶巾も、ほろりとしていて大好きでしたが、我が家では、このミルク茶巾が定番になりました。
ミルクの風味をまとったしっとりとした生地と、形を残した栗の食感。いろいろな栗のおやつを作っても、やはりここに戻ってきます。
娘が小さいころからの大好物で、温かいミルクティーと一緒に食べるのが、秋の楽しみでした。その年初めて口にすると、二人でしばらく無言になってしまうほど。なくなれば、また来年までのお楽しみです。
中学生になった娘が「どうやって作るの?」と聞いてくれたことをきっかけに、ひとつひとつの工程を丁寧に残しました。
虫食いや渋皮をきちんと取り除くこと。鍋底を焦がさないように、木べらでやさしく混ぜること。材料はとてもシンプルですが、こうした小さな手間が、栗の風味を生かしたおいしさにつながります。
これからも大切に作り続けたい、我が家の秋のおやつです。
※こちらの記事は、2012年11月にご紹介したレシピを、当時の家族との思い出を大切に残しながら、読みやすく整えました。








