1月7日は「人日の節句」。
この日は、春の七草を使った「七草粥」をいただき、無病息災を願う日本の伝統行事です。
粥の作り方は、水を5倍、7倍、10倍とするなど、さまざまな方法がありますが、我が家では覚えやすく「米1合×水1リットル」の分量にしています。
約5~6倍粥で、トロミがちょうどよく、食べやすい上に満足感もあります。
今回は、浸水なしで30分で炊ける簡単レシピをご紹介!
炊きたてのお粥は格別のおいしさです。ぜひ、この機会にお試しください。
調理時間 30分
材料(茶碗に4膳分)
春の七草 適量
米 1合
水 1ℓ(5カップ)
塩 小さじ1/3
作り方
1.粥を炊く
米を洗い、鍋に分量の水と一緒に入れて強めの中火で熱し、沸騰したら弱火にして、蓋をしてコトコト30分程度煮る。
※ すずな(大根)、すずしろ(蕪)も、薄く輪切りにして途中(残り10分くらいのところで)入れて一緒に煮ます。
2.七草をサッと茹でる
七草の葉の部分はサッと塩ゆでして冷水にとって絞り、1cm幅程度に切る。
3.七草を加える
七草と塩を入れてひと混ぜして火をとめる。
調理のコツと注意点
- 途中底が焦げないよう、木ベラ等で底から混ぜます。1~2回そっと混ぜるだけで大丈夫です。
- 蓋をぴったりすると吹きこぼれることがあります。少しずらして吹きこぼれ防止してください。
- 塩の分量はお好みで増やしてください。薄味なので、このままごはん代わりでもいいですし、梅干しや塩昆布、しょうゆ、漬物などと一緒に。
七草の種類
春の七草(セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ)は、季節の恵みが詰まった食材です。
スズナ(かぶ)やスズシロ(大根)は、葉だけでなく根の部分も活用します。輪切りにして少し煮ると、甘みが引き立ち、お粥に自然な旨味がプラスされます。
七草独特のほろ苦さを楽しみたい場合は、生のまま細かく刻み、仕上げに加えて軽く煮るのもおすすめ。七草それぞれの風味を味わうのも美味しいです。
七草粥の楽しみ方
昔のブログでも記録していた、我が家の七草粥の食卓をご紹介します。
少し懐かしい食卓の様子をお届けいたします。献立作りの参考になりましたら嬉しいです。
朝食に。梅干しと塩昆布などでシンプルに。
2025年の「人日の節句」は平日でした。
家族の出勤も早かったので簡単に。
塩鮭もよく合います。ランチで楽しむ七草粥。
👉七草粥でテレワークごはん
定食風に。
👉 人日の節句の献立
小皿をちょこちょこと並べても楽しいものです。
お粥は、スープジャーの保温調理にとてもむいていますので、お弁当にお粥を楽しむ時は、お弁当の連載でもご紹介しているこちらの作り方を参考にしてみてください。
👉 スープジャーで楽しむおかゆレシピ
鍋ごとテーブルに。食卓を囲んでおかわりを楽しむのもよいものです。
👉七草粥の朝ごはん
七草粥をいただいて、無病息災を願いながら、春の訪れを感じるひとときをお楽しみください。
ご家庭によってアレンジを加えるのも楽しいものですね。
七草粥は、大切な日本の行事食。
健康と幸せを祈りつつ、心温まるお粥をぜひお試しください。