実家の店、楓花の春のおもてなしで毎年作っている「田舎ちらし」。
錦糸卵は、毎朝、あれこれと他の仕込みをしている間に、熟練の技（笑）で、８０歳のうちの母がものすごい勢いで薄焼きしてくれます。
あまりに早く美しいので、毎朝、
「ばーば！やっぱり、あなた！すごいねぇ！」
と、感嘆の声をあげてしまいます。まだまだ、母にかなわないことの１つ。
来年の春の料理教室には、錦糸卵の特別講師になってもらおう。

卵液までは用意するのですが（料理教室にお越しのみなさま、錦糸卵の卵液はお店で出すものは３度濾します。ご家庭では濾さなくていいですよ～なんていった日もあったかもしれませんが、美しく仕上げたい時は、何度か濾してくださいね）。
全卵だけでなく、卵黄もちょっと贅沢に多めに追加しています。
色鮮やかに、まろやかな味の錦糸卵になります。

「楓花では、昔懐かしい田舎ちらしが食べれる。」
と、春のおもてなしを待ってくださるお客様が多く、ありがたいことです。

すし酢を仕込み、乾物を戻して、出汁を引いて、コトコト五目煮を煮て・・・。

家庭料理を丁寧に作る。
それだけですが、喜んでくださると、とても嬉しい。

今週もたくさんの田舎ちらしを作ります。

今日は雨。
寒が戻る地域もあるそうですので、みなさま、暖かくしてお過ごしください。
穏やかな１日になりますように。

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