「さりお」(山陽新聞社と岡山放送(OHK)が協業)さまにてスタートした新連載!
ポイントおさえて「定番料理をきちんとおいしく」。
今回は、これからの時期に楽しんでいただきたい、「サバの味噌煮」をご紹介しています。
分量やコツを押さえていただいて、ご家庭の味に調整してお楽しみいただけますように。
サイトでレシピが公開されています。
ごくごく普通の、家庭で楽しむ定番料理のシリーズです。
第一回目は、鶏の照り焼きをご紹介しました。
第2回目は「魚の煮付け」。
第3回目は、豚の生姜焼き。
第4回目は、そぼろ丼。
第5回目はナポリタン!
夏休みにたくさんの方が作ってくださって嬉しかったです!
今回は、これからの時期、油ののった真サバでお試しいただきたい定番中の定番!「サバの味噌煮」のレシピです。
青魚の煮魚は、なかなか作る気にならないという方が多いのですが、その原因の1つが、
「魚の下処理がめんどう。青魚の霜ふりをすると、ボウルやザル、シンクの中など、魚くさくなるのが嫌」
というもの。
熱湯を魚にかけて氷水にとって・・・という「霜ふりの手順だと、どうしても色々と魚くさくなるかもしれませんね。
そこで、今回の魚の下処理は「焼き霜」風に、表面を焼いて、魚の臭みを軽減するという方法にしてします。
↓スーパーで真サバの切り身を買ってきたら、紙タオルの上において、包丁で切り込みだけいれてください。そして、そのまま紙タオルで全体の水分もとります。
↓大きめの真サバを2切れ(合計250g程度)ですが、小さかったら3~4切れで、小さめのフライパンに入る量で。
あとは、フライパンで調理するので、通常のお肉の調理と全くかわりません。片栗粉をまぶしてフライパンで焼くと下処理の「焼き霜」が終了!
サバに片栗粉を薄くまぶすのがポイントで。パサつきをおさえたり、後で煮汁で煮こんだ時に味噌煮のトロミにもつながったり!という嬉しい効果もあります。
繊細な煮付けにはむきません。今回のような青魚の味の濃い味噌煮などの下処理におすすめです。
↓焼く時に、長ネギも1本香ばしく焼きます。魚のくさみをとり、風味よくなり、付け合わせにもなりますよ!
焼いた鯖とねぎは一旦取り出してフライパンをきれいにします。
味噌は2回にわけて。味しみと香り付けに。
まずは他の調味料と一緒に最初半量入れて。サバを戻し入れて煮ます。
↓青魚の煮物の落とし蓋は木蓋にするとどうしても魚の臭いがつくので、クッキングシート等がおすすめです。
残り半量の味噌は、香りを損なわないように後半に。
仕上げは、先に魚とねぎを器に盛ってから、タレだけ煮詰めてかけると、魚の火の通しすぎも防ぎ、お好みのトロミで。しかし、決して煮詰めすぎないでください。トロリとしたゆるめのタレの方がサバに絡んで美味しいです。身をほぐした時に味噌だれをサバが吸うので、多いかなと思っても食べ終わったときには、ちゃんとタレもなくなっている・・・という感じが好きです。
↓白ごはんにぴったり!ご飯がすすんでしまいます(笑)!
添えには私は、ごぼうの揚げ焼きを合わせるのが好きで。
調理の最初に、サバを焼き霜にする前に、ごぼうに片栗粉を薄くまぶして、少ない油で揚げ焼きにしておきます。
ごぼうを揚げ焼きにして残った油で、サバを焼き霜にすると、野菜の香がうつった油が青魚の香りを軽減する作用があり、さらに、残った油もすべて利用できるので一石二鳥。
ピーマンやかぼちゃなど、どんな野菜でも^^ 特にごぼうとサバは相性がよいかなと思います。
「サバの味噌煮」には、色々な調理法がありますが、
今回は、無理なく無駄なく簡単で美味しい!を求めて試作し続けて、こちらのレシピにさせていただきました。
定番レシピは、こちらの「さりお」さんのサイトでも、まとめてくださっています!
毎月1レシピずつ増えていきますので、是非、手軽にお楽しみください。
お財布に優しく、作りやすい、飽きのこないいつもの美味しさ。
ごくごく普通の定番料理をご紹介していきます。
よかったらお試しください。