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「いりこ(煮干し)出汁レシピ」 水出汁 & 出汁がらの美味しい利用法

調理・撮影 かめ代。

家庭で作る、いりこ(煮干し)出汁。
水出汁、煮出し、水出汁と煮出しの併用・・・と色々な作り方がありますが、今回は一番簡単で雑味のでない、水出汁をご紹介します。本当に簡単ですので、是非作ってみてください。
おいしい出汁をひいいた後は、 是非、出汁がらも捨てずにもう1品!
出汁がらのおいしい利用法をいくつか覚えておくと、出汁をひくのがますます楽しくなります。

調理時間 1分(浸す時間はのぞく)

材料(作りやすい分量)

水 5カップ(1ℓ)
いりこ(煮干し) 20g

作り方

1.水に浸す

水にいりこを入れて、冷蔵庫で一晩浸す。

調理のコツと注意点

  • 昆布出汁と併用すると、より深みのある美味しい出汁になります。その際は、水1ℓに対して、昆布10g、いりこ10g~20g(お好みの濃さで)を一緒に入れてください。
  • 昆布といりこを別々に水出汁にしておいて、料理の際に合わせるのもおすすめです。昆布だけ、いりこだけ、昆布といりこの併用・・・と、料理に合わせて使えます。
  • 水出しの際は、雑味が出にくいため、そのまま浸したらOKですが、水出しした後煮出す場合や、より上品な香りにしたい場合は、頭と腹わたをとってください。
  • いりこは、古くなると黄色く変色してきます。新鮮なものは銀色で美しいので、色をよくみて新鮮なものを選んでください。
  • いりこが劣化しないよう、保存するときは、冷蔵か冷凍で、お早めに使い切ってください。

保存法

  • 冷蔵保存 2~3日。
    冷蔵庫のポケットなどに収まる冷水ポットが便利です。HARIOの1ℓの冷水ポットを愛用しています。※下部に使用商品を記載しています。

お早めに味噌汁や煮物など、色々な料理で使いきることをおすすめします。

楽しみ方

丁寧にとった出汁は、やはり、一番のおすすめは味噌汁。

お好みの味噌でお楽しみください。いりこ出しは白味噌もよく合います。

水出汁は上品な出汁がでますので、色々な料理にお使いください。

出汁がらの利用法 

出汁がらは、是非おいしくお楽しみください。
すぐに利用出来ないときは冷凍しておいて、出汁がら料理を作る日に解凍して使うと便利です。
色々とお楽しみいただけますが、出汁がらをたっぷりいれた「洋風チヂミ」をよく作ります。
↓とても簡単ですので、よかったらお楽しみください。

① ボウルにニラ1/2束と卵1つ、粉(薄力粉か米粉 大さじ1、片栗粉大さじ1)と水を大さじ1くらい。混ぜて、フライパンにオリーブ油を入れて中火で熱して流し入れます。上に、ベーコンやハムと一緒にいりこの出汁がらを。

② 上に粉チーズをたっぷりと。

③ 下が香ばしく焼けたらヘラで裏返します。

④いりこが粉チーズでカリカリに焼けるように、中火でじっくりと焦がさないように焼いて。
皿に盛り付けたらできあがり。こしょうをたっぷり、オリーブ油も回しかけます。いりことオリーブ油と粉チーズがとてもよく合います。お好みでしょうゆを軽くかけてください。

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執筆者プロフィール

かめ代。(料理家 亀山 泰子)

シンプルで作りやすい家庭料理を考案する料理家。
家族や友人と楽しむ「囲みごはん」を大切にし、30年以上にわたりホットプレートレシピを発信。「ホットプレート料理の母」として親しまれている。
お弁当愛好家としても活動し、メディアで紹介したお弁当レシピは800以上にのぼる。
企業向けのレシピ開発や、連載のレシピやコラムの執筆、料理撮影を中心に活動中。
近年は、自身の更年期の経験をもとに「大人の2品献立」を研究。
健康的で満足感のある献立作りを追求している。