こんにちは。料理家の「かめ代。」です。レシピと暮らしのサイト kameyo を運営しています。
お弁当愛好家としても活動を続けており、メディアで紹介したお弁当レシピは800レシピ以上。
2015年5月から、日本最大級“朝のライフスタイルマガジン”「朝時間.jp」にて、「お弁当レッスン」を毎週連載中です。
今回は、お弁当のマスト!「卵焼き」のアレンジレシピをご紹介します。特におすすめの10レシピをセレクトしてみました。
↓こちらは、基本の卵焼きの作り方です。卵1個をスリムタイプの卵焼器で焼いています。こちらをアレンジしていきます。
通常の卵焼き器で作る場合は、2倍~3倍の量でお楽しみください。
それでは、卵焼きアレンジ10レシピ。毎日のお弁当にお役立てください。
卵焼きのお弁当おかず10
1 明太マヨ卵焼き
明太子とマヨネーズとねぎ。みんな大好きな組合わせです。明太子の塩分によって加えるしょうゆの量を調整してください。
こちらはスリムタイプで焼いた卵1個分の卵焼きをそのまま入れていますが、切り口をみせてもピンク色の明太子がぷつぷつと見えて可愛らしいです。
2.海苔のぐるぐる卵焼き
切り口に海苔をたくさんみせたいときの作り方のコツをご覧ください。卵焼き器の縦いっぱいに海苔を中央においてぐるぐると巻いてください。半分にカットすると切り口が海苔でぐるぐるになりますよ。お弁当箱を開けた時にパッと華やかな和弁当になります。
3.かに玉風卵焼き
たっぷりの豆苗とかにかまを卵焼きにいれたボリューム卵焼きです。豆苗のかわりにねぎやキャベツ、小松菜・・・など、お好みの野菜で。卵焼き器で焼くだけではたっぷりの野菜は火がとおりませんので、野菜は必ずあらかじめレンジ加熱してやわらかく火を通しておきます。その容器の中に卵や具を入れて混ぜると洗い物も少なくてすみます。
4.塩昆布卵焼き
塩昆布を混ぜるだけでびっくりするほど美味しい卵焼きに。アレンジに困った時に思いだしてくださいね。
5.具だくさん! ツナマヨと梅しその卵焼き
ツナマヨと梅干し、しそ・・・という、和食材の組合わせ。具だくさんでおかずが少ない時に重宝する卵焼き。とても食べ応えがあって、満足感がありますよ!
6.ねぎとマヨネーズの卵焼き
卵焼きにマヨネーズを入れると、マヨネーズの酢の効果で色鮮やかに。油の効果でしっとりとやわらかく仕上がります。
風味でお好みもありますが、お好きな方は是非お試しください。
ねぎや刻んだハム・・・他、マヨネーズはあらゆる食材にあいますので、お好みの具でお試しください。
7.かにかまと大葉の卵焼き
中にかにかまと大葉を入れた卵焼きです。あらかじめ大葉でキュッとかにかまを巻いておき、それを芯にして巻くのがコツです。とっても簡単なのに、切り口が可愛らしくて。ちょっとしたおもてなし弁当にも重宝する卵焼きです。
8.紅しょうが入り卵焼き
刻んだ紅ショウガを卵焼きに入れています。紅ショウガの酢の効果で卵が色鮮やかに、また傷みにくく。砂糖の効果で卵がやわらかく仕上がります。ショウガの爽やかな香りが広がり、暑い時期のお弁当にとてもおすすめです。
9.三つ葉とかつお節の卵焼き
とっておきの和の卵焼きです。お弁当には出汁たっぷりの出汁巻き卵は汁気が出るので入れるわけにはいかないのですが、かつおぶしを入れると出汁の香りが卵にしみてお昼にはとっても出汁のきいた卵焼きになります。そこに三つ葉の風味も入れると◎!とっても簡単なのに「高級なお店の卵焼みたい!」と行ってもらえる(笑)、おすすめの卵焼きです。
10.卵焼き丼
卵焼きを丼にしてお弁当のメインに。通常通りに卵焼きを焼いて。しょうゆをまぶしたかつおぶしをサンドしています。かつおの出汁が浸みて本当に美味しい卵焼き丼に。具だくさんのスープを合わせたらOK!
私は、毎日のお味噌汁の残りをスープジャーに入れて自分用の簡単弁当に。「毎日このお弁当で365日過ごせる」と呟いてしまう(笑)、飽きずに毎日美味しい大好物の丼なのです。
卵焼きをお弁当に入れる際の注意点
卵焼きは、出来たてを食べる時は、トロトロふわふわの卵焼きも素敵ですが、お弁当には、生の状態はNG。しっかり火を通しつつ焦がしにくいよう、水分を入れています。
水分も、たくさんいれるとお弁当内に水分がもれてしまうので、卵1個に対して、多くて大さじ1程度の水(または出汁など)を目安にしています。
ご紹介した10レシピはすべてお弁当おかずの卵焼きに適した分量にしていますので、アレンジはもちろんOKですが、具や水分を増やしすぎないよう、ご注意ください。
卵焼きアレンジで美味しいお弁当を
今回は、私がとても気に入っている「卵焼き」をご紹介しました。
バリエーションは10個あればじゅうぶん。ご自分やご家族の好きな卵焼きレシピを10レシピきめてみてください。
無理せず、心を楽に。お弁当作りを楽しんでください。
愛用中の弁当箱の一覧
お弁当連載でよく使用している弁当箱や、特に長年使い続けている弁当箱の一覧を記載します。
長く使える木製や金属製のものを愛用していますが、レンジ加熱ができるプラスチック製も重宝します。
購入の際の参考にしていただけましたら幸いです。
お召し上がりになる方の年齢や性別、生活活動強度により、お弁当箱の容量は調整してください。
木製 1段
様々なものがありますが、私が長年愛用しているのが、日本製の大館工芸社の「曲げわっぱ」の弁当箱です。
木製の弁当箱は色々と使ってきましたが、こちらの小判型は10年以上使い続けています。現役でまだまだ使えます。
木製2段
曲げわっぱの2段も重宝しています。特に丸型は可愛らしい和弁当に。
金属製(ステンレス)1段
ステンレス製は、洋風弁当の際によく使用しています。ソースやケチャップなどの色移りも気にせず詰めることができます。
金属製(ステンレス)2段
工房アイザワのステンレス製の弁当箱も、10年以上使い続けています。本当に丈夫。美しい弁当箱です。
金属製(アルミ)1段
容量280mlの幼児用のアルミ弁当箱です。無印良品のシンプルなものは名前を書いたりシールやマスキングテープなどでカスタマイズもできるのが嬉しいです。お子さまがお好きなキャラクターものも、もちろんおすすめです。
金属製(琺瑯)1段
野田琺瑯のレクタングル深型の小さめサイズを弁当箱として使っています。様々なサイズがありますので、お好みのものを。
プラスチック製
レンジ加熱ができるプラスチック製も、使い勝手がよいものです。こちらはオーエスケーの日本製のプラスチック弁当箱。耐冷耐熱で、冷凍から蓋をしたままレンジ加熱まで可能なのでとても重宝しています。空気弁の形がとてもシンプルなので洗い勝手もよいです。
スープジャー弁当
私が使用しているスープジャーは、サーモスの380mlのものです。具だくさんの汁物、メイン、麺類、雑炊などにおすすめです。スープジャーもサイズが色々とあるので、お好みのものを。
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お弁当関連著書
↓野菜のおかずのレパートリーに悩む方のためのお弁当作りの本です。前もって「野菜のおかずのもと」を作り、その作り置きを利用して、メインおかずやサブおかず等のお弁当おかずを展開していきます。
↓毎日忙しいみなさまや料理初心者のみなさまのための本です。作り置きおかずはなしでOK!食べきりの分量を、朝ササッと作れるおかずを集めています。基本をおさえつつ「料理のコツ」をご紹介しています。