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節分の献立にぴったり!「いわしの腹開き & いわしフライ」レシピ

みなさまこんにちは。料理家の「かめ代。」です。
レシピと暮らしのサイト「kameyo」にお越し頂きまして大変ありがとうございます。

今回は、「いわしの腹開き」をご紹介します。
家庭でも簡単にできるので、おすすめの調理法です。
もし時間がないときや疲れているときは、スーパーのお魚売り場で「腹開きにしてください」とお願いするのも便利!
自分で開いてみるのも楽しみのひとつ。ぜひ挑戦してみてくださいね!

(材料)

・いわし 4~5尾

・塩 こしょう 薄力粉 パン粉 適量
・溶き卵 1個分
・揚げ油 適量

※新鮮なさばきたてのいわしの下味は、塩とこしょうだけOK。開いて時間のたったパック入りのものは、酒大さじ2とおろししょうがの絞り汁大さじ1/2を用意してください。

(作り方)

① いわしを腹開きする。うろこをばら引き(尾から頭に向かって包丁をすべらせてうろこをとること)し、胸びれの下から包丁を入れて頭を落とす。

② 腹に切り込みを入れて内臓をとりだす(ここまでは、新聞紙の上に紙タオルを置いてさばいて、頭や内臓を新聞紙と一緒に丸めて捨てるとまな板が汚れないのでいいですよ)。よく水洗いして水気をしっかりとる。

③ 左手の親指を腹に入れ、中骨をなぞるように動かして尾まで開く。

④ 中骨を尾の近くで折り、頭側に引っ張ってとる。

↓手開きすると中骨に身がつかずにきれいにとれます。

↓中骨がすべてとれた状態。

⑤ 身に残った腹骨をすきとる。

⑥ ひっくり返して背びれをとる(ひっぱるととれます)。

⑦フライにする。いわし全体の水分を紙タオルでとり、軽く塩とこしょうをふる(開いた状態のパック入りのものを使う時は、酒とおろししょうがに10分程度つけてくさみをぬいて水分をとってから)。

いわしの手開き

⑧ 薄力粉、溶き卵、パン粉の順につけて、180度に熱した揚げ油でカラリと揚げる。

いわしのフライ

※いわしの中骨や腹骨はやわらかいので、捨てずにカリカリの骨せんべいにしてください。コツは低めの温度でじっくり揚げること。高温だとカリカリになる前に焦げてしまいますので、160度程度の低温で。

毎年変わらず節分の日は鰯フライです
いわしの匂いを鬼が嫌うという言い伝えがあり、昔は鰯の頭をひいらぎの枝にさして玄関先に置き、
鬼が逃げていくようにと願ったそうですね。

節分の日の献立

我が家は、毎年変わらず同じ献立です。

・いわしのフライ
・恵方巻きのかわりのネギトロの細巻
・具だくさんの汁物
・福豆

ブログ節分の日のテーブル2

太巻きの恵方巻きは大きすぎてとても無言では食べれないので(笑)、我が家は毎年ネギトロの年が多いです。

手巻き

行事食は、毎年変わらないのがありがたいとしみじみ思います。

みなさまよい節分をお過ごしください。

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執筆者プロフィール

かめ代。(料理家 亀山 泰子)

シンプルで作りやすい家庭料理を考案する料理家。
家族や友人と楽しむ「囲みごはん」を大切にし、30年以上にわたりホットプレートレシピを発信。「ホットプレート料理の母」として親しまれている。
お弁当愛好家としても活動し、メディアで紹介したお弁当レシピは800以上にのぼる。
企業向けのレシピ開発や、連載のレシピやコラムの執筆、料理撮影を中心に活動中。
近年は、自身の更年期の経験をもとに「大人の2品献立」を研究。
健康的で満足感のある献立作りを追求している。