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基本の「カレイの煮付け」レシピ 定番料理をきちんとおいしく

調理・撮影 かめ代。 2022年5月20日号「さりお」掲載

実はとても簡単な「魚の煮付け」。
今回は、1年中手に入りやすい「カレイ」を使った煮付けをご紹介します。
覚えやすく作りやすい煮汁の分量です。色々な魚の煮付けが同様に調理できます。
やわらかい魚の煮付けはフライパンや浅い鍋など、魚が重ならないようにして調理してください。

(調理時間 30分)

材料(2人分)

カレイ 2切れ(300g程度)
しょうが 1かけ(10g)

↓煮汁
A 水 1/2カップ
A 醤油、みりん、酒 各大さじ3
A 砂糖 大さじ1

↓付け合わせ
豆腐 1/3丁(100g程度)
生わかめ 50g

作り方

1.カレイの下処理をする

カレイは身の厚い部分に切り込みを入れて、霜ふり(※コツと注意点参照)をする。しょうがは繊維を断つように薄切りにする。

2.煮汁を煮立ててカレイを並入れる

フライパンや鍋に、A 【煮汁】としょうがを入れて強火で煮立て、かれいを並べ入れる。

  • しっかり煮立てた煮汁に入れて、表面にすぐに火を入れることが大切です。

熱い煮汁をスプーンなどでかけて表面にもすぐに火を通す。

3.落とし蓋をして煮る

落とし蓋をして中火にして7~8分、落とし蓋のまわりがふつふつと煮立っている状態で煮て全体に火を通す。

4.付け合わせを軽く煮る

カレイを器に盛り、残った煮汁で付け合わせの豆腐を軽く煮る。

5.器に盛る

豆腐も器に盛り、残った煮汁をトロリとするまで煮詰めてカレイにかける。わかめやしょうがも添える。

コツと注意点

  • 調理前に魚の「霜ふり」をすると臭みが軽減しおいしく仕上がります。沸騰直前の湯に魚をいれて、数秒でひきあげて冷水にとって汚れを落とし、紙タオルなどで水分をとります。新鮮な魚で調理する場合は、表面の水気をとってすぐに調理してもかまいません。
  • しょうがは魚の臭みを軽減します。繊維をたつように薄切りにするとしょうがの風味がしっかりでます。
  • 煮る時のフライパンの大きさが重要です。かれいが重ならず、かつ大きすぎないフライパンや鍋(径22cm程度)で煮てください。
  • 魚の煮付けは、濃い煮汁に魚をつけながら頂くので、中まで味がしみこんでなくても大丈夫です。火が通ったらOK!たっぷり残った煮汁をかけてお楽しみください。
  • 付け合わせはどんな魚にも合う豆腐がおすすめです。魚の切り身が小さい時などは豆腐の量で調整してタンパク質をしっかり摂ってください。
  • 分量の煮汁で、魚の切り身2切れ + 添えの合計150g程度、または魚の切り身3切れ程度が目安です。

楽しみ方

ごはんと一緒に。

さっぱりとした生野菜のサラダや漬け物などの献立がおすすめです。

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執筆者プロフィール

かめ代。(料理家 亀山 泰子)

シンプルで作りやすい家庭料理を考案する料理家。
家族や友人と楽しむ「囲みごはん」を大切にし、30年以上にわたりホットプレートレシピを発信。「ホットプレート料理の母」として親しまれている。
お弁当愛好家としても活動し、メディアで紹介したお弁当レシピは800以上にのぼる。
企業向けのレシピ開発や、連載のレシピやコラムの執筆、料理撮影を中心に活動中。
近年は、自身の更年期の経験をもとに「大人の2品献立」を研究。
健康的で満足感のある献立作りを追求している。