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基本の「鶏の照り焼き」レシピ 定番料理をきちんとおいしく

調理・撮影 かめ代。 2022年4月22日号「さりお」掲載

白ごはんが進む!大定番の鶏の照り焼き。
ジューシーで皮がパリパリ!鶏もも肉にからむ!甘辛いたれがたまりません。
コツをおさえると、鶏の臭みや身縮みが軽減して、ふっくらとおいしく仕上がります。
今晩のおかずにいかがですか?

(調理時間 30分)

材料(2人分)

鶏もも肉 大1枚(300g程度) ※食べやすくカットしている唐揚げ用カット肉でも可
片栗粉 大さじ1
油 大さじ1

↓鶏の下味
A 塩 ふたつまみ
A 酒 大さじ1

↓照り焼きだれ
B しょうゆ 大さじ1と1/2
B みりん 大さじ1と1/2
B 水 大さじ1と1/2
B 砂糖 大さじ1/2

↓付け合わせ
ピーマン 2個※縦に4等分。種はとっておく
塩 少々

作り方

1.鶏に下味をつける

鶏肉は半分に切って余分な脂肪をとり、身の分厚いところは開いて厚さを均一にする。A【鶏の下味】をもみこんで10分程度室温におく。

  • 身を開くのが難しかったら、2~3cm幅に切り込みを入れるのでもOK。火通りや味染みがよくなります。

2.鶏肉を焼く

フライパンに油を入れて中火で熱し、鶏肉に片栗粉をまぶして皮側を下にして並べ入れる。ヘラ等で皮の全体が焼けるよう押さえてから、フライパンの蓋をして5分程度、皮側をしっかりと香ばしく焼く。

  • 皮側を焼く時は蓋をしてしっかりと火を通します。
  • 付け合わせのピーマンも空いたところに入れて一緒に焼きます。

裏返してもう片面も2分程度焼いて取り出し、フライパンの油を紙タオル等でふき取る。

  • 裏返したら蓋をしないのがおすすめです。皮側がパリパリのままでよくたれもからみます。

3.鶏肉を焼く

B 【照り焼きだれ】をフライパンに入れて強火にし、1分程度煮詰める。

鶏肉を戻し入れて上下を返しながら、たれをからめる。

たれにとろみが出てしっかりからんだら火を止める。

  • 火を通しすぎるとたれが焦げますので、少したれが残っている程度で火を止めます。

4.盛り付ける

1cm幅程度に切って器に盛り、フライパンに残ったたれをかける。ピーマンには軽く塩をふって添える。

コツと注意点

  • 鶏肉は、塩と酒で下味をつけて臭みをやわらげます。
  • 鶏肉を焼く際には、片栗粉をまぶすことで身縮みが軽減し、たれもよくからみます。皮側をしっかりと焼き、身側は軽く焼くことによりパサつきを抑えます。たれをからめる際にも火が入るので、焼き過ぎに注意してください。
  • 鶏肉を焼いた後、フライパンに残った油を拭き取ることが大切です。油があるとたれがからみません。
  • 照り焼きだれの割合は、醤油:みりん:砂糖=3:3:1。酒は鶏の下味に使うのでたれには入れなくてOK。水を入れておくと、煮からめる際にたれが焦げつきにくくあわてず調理できます。慣れてきたら水を入れずに手早く調理してください。

楽しみ方

白ごはんと具だくさんの味噌汁といっしょにお楽しみください。

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かめ代。について

かめ代。(料理家 亀山 泰子)

高等学校で家庭科を教えていた経験から丁寧で分かりやすいレシピ作りに定評があり、テレビ、雑誌、企業やCMのレシピ開発、料理イベント講師などで活動中。毎日の食事作りの負担を減らす「心がラクになる」レシピ作りを目指し、メディアで紹介した楽しいホットプレートレシピは300レシピ以上、毎週連載している手軽な2品弁当レシピは現在700レシピ以上を紹介している。著書に、「かめ代の節約毎日ごはん」(宝島社)、「ホットプレート黄金レシピ」(イカロス出版)、「忙し女子のための料理上手になるらくちん弁当」(イカロス出版)他。
1968年生まれ 岡山県倉敷市在住。