おせちの定番「黒豆煮」。家庭で作ると、好みの甘さや固さにできるのが嬉しいですね。
こちらは重曹を使わずに、コトコト煮こむ家庭の味の「黒豆煮」。
時間はかかりますが、煮るだけ。放っておくだけ。作り方は本当に簡単です。お試しください。
調理時間 3~6時間程度(浸す時間をのぞく 豆によって煮上がり時間が異なります)
目次
材料(作りやすい分量)
黒豆(乾) 300g
水 2ℓ
砂糖 300g
塩 小さじ1
作り方
1.煮汁の中で黒豆を戻す
鍋に、水と砂糖、塩を入れて煮立てる。優しく洗った黒豆を入れて、一晩置く。一晩おくと、丸い豆がふっくら膨らむ。
2.煮立ててしっかりとアクをすくう
強めの中火で煮たて、アクをしっかりとすくう(最初にぼこぼこと白いアクがでてくるのをまずしっかりとすくい、その後、数回白く浮いてくるアクをしっかりとすくう)。
3.やわらかく煮る
弱火にして、落とし蓋をして、さらに蓋をしてじっくりコトコトと3~6時間程度、好みの固さになるまで煮る
黒豆にしわを寄せたくない場合は、黒豆が熱い時に決して煮汁から顔をださないように水を足す。
- 豆によって(新豆は煮上がりが早いです)煮上がり時間が異なります。2~3時間煮たら味見をして好みのやわらかさに煮てください。
4.冷まして味を含ませる
やわらかく煮えたらそのまま冷ます。冷めている間に味と色が豆に入っていくため、前日以前に仕上げておくのがよい。しっかりと冷めて豆が沈んでから、容器等に移す。
松葉に差して、黒豆串にするときは
松の葉に刺すときは、横から2~3個刺してから先端のとがった部分をハサミで切り落とす。
調理のコツと注意点
- 黒豆をより黒々と仕上げたい時は、あれば鉄鍋、なければ鉄たまご、鉄茄子等や、さび釘をガーゼでくるんで入れて煮ます。
保存
- 冷蔵5日。冷凍2週間 煮汁ごと冷蔵冷凍してください。
手作りおせち11品のレシピ
手作りおせちの簡単レシピ11品をご紹介しています。
おせち料理の楽しみ方
我が家は、家族にひとりずつ、この11品のひとりおせちを作り続けてきました。慣れると手順がよくなり、すぐにできるのも嬉しいところです。
前日や当日の朝作り、出来たてを楽しんでいます。
義父母が元気なころは、大勢ですごすお正月でしたが、現在の我が家はとても気楽に。揚げたての唐揚げやお雑煮と一緒に、少人数でコタツで楽しむおせちです。
品数が少ないときは、皿盛りもおすすめです。
スーパーなどで買ってきた縁起物で!盛り付けを楽しんでください。
👉「皿盛り」 3品・5品・7品・11品
お正月の食卓をお楽しみください。
おせち料理の詰め方
重箱(5寸)へ11品の縁起物を詰める方法を詳しくご紹介しています。
👉初心者でも簡単!重箱に美しく詰めるおせち料理のコツ|楽しい&可愛い「ひとりおせち」アイデア
少ない品数でも楽しめる「皿盛り」をご紹介しています。
👉【特集】おせち料理「皿盛り」 3品・5品・7品・11品で手軽に楽しむカジュアルおせち
出汁のとり方
おせち全般に使う、一番出汁のレシピをご紹介しています。
👉基本の家庭出汁のとり方 「昆布とかつおの一番出汁レシピ」 出汁がらの美味しい利用法
一緒に楽しみたいレシピ
ご紹介したおせちと一緒にお楽しみいただきたいレシピをご紹介します。
関連記事
今回ご紹介したおせちは文化庁のフォトコンテストにて、入賞したものです。
👉文化庁主催 第1回「我が家のお正月料理」フォトコンテスト入賞! & 行事食の伝承について
義母との思い出や子ども達が小さいころの大家族でのお正月の様子を綴っています。
👉「義母と家族になれたこと」 お正月の過ごし方
ひとりぶんのおせち「ひとりおせち」の完成までの軌跡を綴っています。
👉「ひとりおせち」と「お雑煮」 子どもに伝えるレシピ
年末年始のスケジュールをまとめています。
👉「ひとりおせち」のすすめ 詰め方と年末年始スケジュール
使用している重箱について
白木のナチュラルな重箱
重箱は、漆塗りのものをお正月は使うのが一般的ですが、最近は、カジュアルに白木の重箱を使う方も増えました。
おせち以外にも活躍するので、とても便利に使っています。
※関連記事
👉白木の重箱を楽しむ 「持ち寄り」から「おせち」まで
👉お気に入りの木製重箱 & 持ち寄りサンドウィッチ
↓白木の重箱は、福井県の松屋漆器店さんの重箱を愛用しています。
漆塗りの重箱
おめでたい日の重箱にぴったりな漆塗りの重箱。
我が家では、朱の漆塗りを愛用しています。
※関連記事
👉学びの記録 桜花の「ハレの日のテーブル」 & 水引き「亀結び」
👉「鏡開き」と「母のぜんざい」 はじめての水引
朱の漆塗りは、食卓がとても華やかになります。
お正月はもちろんのこと、鏡開きや桃の節句など、お祝いごとにはとても重宝しています。
↓朱の漆塗りの重箱は、atakaya(福井県のあたかやさん)の重箱を愛用しています。
手作りから盛り付けまで。おせち料理をお楽しみください。